二本の棘 兵庫県警捜査秘録 の商品レビュー
著者の誠実さが伝わってきます。 昭和、平成を駆け抜けた「企業戦士」や「職人」からの、令和を生きる我々への大事なメッセージがたくさんありました。暴露的ではなく、著者自身の反省として、警察組織の縦割り、硬直性の課題、組織ならではの弱点も指摘されており、学ぶ点が多いです。
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元県警察捜査一課の課長さんが 書かれておられるだけに、 その「ほんとう」のところが そのまま伝わってくる。 むろんさまざまな「犯罪」のことを 綴られているのであるが、 文章もかなり書き慣れておられるようで 門外漢の者にも わかるように言葉を選んで おられるのが嬉しい それにして...
元県警察捜査一課の課長さんが 書かれておられるだけに、 その「ほんとう」のところが そのまま伝わってくる。 むろんさまざまな「犯罪」のことを 綴られているのであるが、 文章もかなり書き慣れておられるようで 門外漢の者にも わかるように言葉を選んで おられるのが嬉しい それにしても 凄まじいものだ 昭和から平成に起きた17の「事件」が 現場の息吹と共に 静かに伝わってくる それにしても 日本の警察というところは 本書の山下征士さんのように 謹厳実直な方がほとんどなのであろう と思わせてもらえる 好著でした
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前半は操作現場のリアリティを感じる内容だった。皮肉にも警察小説がいかに読者向けに作られるかを実感した。現実には伏線やどんでん返しはそんなに都合よく転がっていないということだ。
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