シナプス の商品レビュー

大木亜希子(著者)

2023/07/28

※
シナプス
風俗嬢A
MILK
海の見えるコールセンター

不倫が発覚して職場を失いゴシップ記者に
転職した女性。
夢を追う崖っぷちの女性志望の女性。
不倫から立ち直り、新たな生きがいを
見つけた女性。
不倫騒動で芸能界から姿を消したアイドル。

不倫をきっかけに人生が様変わりした
業を背負って生きる女性たちの物語。

2022/12/14

とにかく面白くて、グイグイ読んでしまった。
私は主人公の女性達とは年代も違うし、彼女達のような経験もしていないけれど、それでも読んでいると彼女達が愛おしくなって応援したくなるし、読んだ後とても爽やかな気持ちになれた。
大木さんの書かれる小説って、まるで映画みたいだなと思う。
文章を読んでいるはずのに、頭の中にスクリーンがあって、そこに物語の映像が浮かんでくるような気持ちになる。
本書を読み終えたばかりなのに、早くも次回作が待ち遠しくてたまらない。

2022/07/30

職場のひとにおすすめされて貸してもらった。
めちゃくちゃおもしろい。一気読み推奨。
アダルトなシーンが多いので読む場所には気を付けたほうがいいかも。
そんなわたしは朝の通勤時に読んでた笑

自分でも買おうかなと思う。

2022/04/03

短いストーリーが数個。
さいごはぐるりと巡って。

女の幸せとは…
人の生き方とは…

主人公を応援したくなる気持ちも、
ちょっとモヤモヤした気持ちも。

2022/03/18

なんかドキドキした。
気付いたら自分は本の中の登場人物になってた感覚。
登場人物達が自分の分身のような。
与えられた場所で咲けと言われたような、好きな場所で咲けと言われたような。
自分を見つめ直し背中を押してくれる1冊だと思いました。

2022/03/04

『アイドル、やめました』『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』の大木亜希子が満を持しての小説家デビュー。
この小説で「元アイドル」という肩書を捨てる覚悟だという。その覚悟が文章の間から読み手を刺してくる。
アラサー。恋愛や仕事や友人関係や、そういう眼の前にあるたくさんの現実の押しつぶされそうになる年代。
結婚したり出産したり恋人と別れたり転職したり。いくつもの分かれ道の前で立ち止まりしゃがみこんでしまうこともある。そんなひとつひとつを自分の中に取り込んで「あなたはどうよ」と大木亜希子は突きつける。
何が正解かなんてわからない。でも、自分の人生を決めるのは自分がいい。たくさんのものを拾い集めすぎて動けないなら、ひとつずつ捨てていけばいい。そうやって歩いていくんだ、という決意がすがすがしい。

2022/02/04

不倫する側、される側、陥れられる側…
この本に登場する女性は、みんな報われない恋に溺れる人たちばかり。
でも、相手に振り回されてばかりじゃない！
自分を奮い立たせて、現状と訣別する決意をする彼女たちの姿は、私に勇気を与えてくれる。
官能的な表現が多くて苦手な人もいるかもしれないけれど、だからこそリアルな女性像が見えてくるのかも。