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ブレーメン通りのふたご の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2024/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

謎が引っ張られるので、どんどん読ませる。けど、ある程度わかってくるので、そんなに引っ張らなくても、という思いと、最後までわからないままの謎もあったりして、ちょっと残念。

Posted byブクログ

2023/11/12

井田千秋さんの絵が好きなので、イラストを担当されていたこの本を手に取りましたが、私と同じ青森の作家さんの本でした。 お話にも青森が出てきて、同郷としてはちょっと嬉しくなりました。 物語も切なさを含みつつ、前を向いて力強く歩き出す内容で好ましいです。 きょうだいというのは、生まれ...

井田千秋さんの絵が好きなので、イラストを担当されていたこの本を手に取りましたが、私と同じ青森の作家さんの本でした。 お話にも青森が出てきて、同郷としてはちょっと嬉しくなりました。 物語も切なさを含みつつ、前を向いて力強く歩き出す内容で好ましいです。 きょうだいというのは、生まれた時から親の愛情を巡るライバル同士でもありますが、二卵性の双子ともなると他にも思うこともそれぞれあるのだなと。 「ふたご」のおばあちゃんたちも、可愛いけれど、長く生きてきた女性ならではの深みがあり、小さいふたごもおばあちゃんふたごも、生き生きと描かれていて読んでて引き込まれました。

Posted byブクログ

2023/04/02

ジャズの調べ「明るい表通り」が流れる甘味処「さるも木からおちる」。そこで、小学5年生のふたごと、二人組のおばあさんは出会った。2年前に両親を失った少女たちと、50年前に双子を亡くしたおばあさんが抱えた喪失の悲しみは、温かい交流の中で癒されていく。 互いに支え合いながらも思い出を...

ジャズの調べ「明るい表通り」が流れる甘味処「さるも木からおちる」。そこで、小学5年生のふたごと、二人組のおばあさんは出会った。2年前に両親を失った少女たちと、50年前に双子を亡くしたおばあさんが抱えた喪失の悲しみは、温かい交流の中で癒されていく。 互いに支え合いながらも思い出を半分ずつにしていた槇と桂が、悲しみを乗り越え、思い出を足し合わせていこうとする姿が素敵だった。ジャズ「明るい表通り」が物語の底にずっと流れているようで、悲しみの中にある人をやさしく励ましてくれる、温かい物語だった。 「同じだった。  まりあちゃんにも、なくしたものがあった。泣きながら、なくしたものを想い続けていた。そして自分で自分のことを、ばかみたいって思っていた。」

Posted byブクログ

2022/04/09

甘味処で出会った、二組のふたご。 一組はマキとカツラ。もう一組は不思議なおばあさん、と紹介にあったので、不思議なおばあさんってどんな設定だろう。異界の人達?と思って読んだのですが、不思議というよりは、事情のあるおばあさんたちでした。 正統派の児童書。

Posted byブクログ

2022/01/25

小学生の双子(マキとカツラ)と、おばあさんの双子(まりあとえりあ)。 どこか陰のあるマキとカツラの抱える過去と、双子ということ以外は謎なまりあとえりあ。 少しミステリ要素も入りつつ、二組の交流の中でだんだん打ち解けあっていく様子が微笑ましい。 マキとカツラの過去は到底乗り越えられ...

小学生の双子(マキとカツラ)と、おばあさんの双子(まりあとえりあ)。 どこか陰のあるマキとカツラの抱える過去と、双子ということ以外は謎なまりあとえりあ。 少しミステリ要素も入りつつ、二組の交流の中でだんだん打ち解けあっていく様子が微笑ましい。 マキとカツラの過去は到底乗り越えられるものではない、厳しいものだけど、家族でも他人でも、誰かを支えたり支えられたりしながら生きていく大切さが描かれている。

Posted byブクログ