防災アプリ 特務機関NERV の商品レビュー
めっちゃ読み応えがあって面白かった。特務機関NERVのTwitterの存在は知ってたけど、真面目なアカウントってことはそもそも知らんかったけど、この本きっかけにインストールはしておいた。 社長の石森さんの防災にかける熱意がすごくストレートに伝わってきて、そもそもの意識が低い自分と...
めっちゃ読み応えがあって面白かった。特務機関NERVのTwitterの存在は知ってたけど、真面目なアカウントってことはそもそも知らんかったけど、この本きっかけにインストールはしておいた。 社長の石森さんの防災にかける熱意がすごくストレートに伝わってきて、そもそもの意識が低い自分としては反省して、いざという時に自分で判断して逃げれるようにしとかなアカンと思う。 ちょうど会社の研修で正常性バイアスの話もあったし、かなりドンピシャでこの本に出会ったな。 あとはシステムを作る人間の端くれとして、カラーバリアフリーの考えって今まで持ったことがなかったから、次世の中に出るようなシステムを作ることがあれば少しは意識したいと思う。 『情報では命は救えない。』 ユーザーの立場から言うと、『情報が勝手に自分の命を守ってくれるわけではない。情報で命を守るのも守らへんのも、結局最後は自分』ということは肝に銘じておきたいと思う。
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『新世紀エヴァンゲリオン』に由来するツイッターアカウントで、様々な防災情報を発信してきた宮城県石巻市出身の青年・石森大貴さん。もともとは遊びで始めたアカウントだが、東日本大震災の際に家族に発した「逃げて」の思いが届かなかった反省から役割が変わる。電力不足で大規模停電の恐れがあるの...
『新世紀エヴァンゲリオン』に由来するツイッターアカウントで、様々な防災情報を発信してきた宮城県石巻市出身の青年・石森大貴さん。もともとは遊びで始めたアカウントだが、東日本大震災の際に家族に発した「逃げて」の思いが届かなかった反省から役割が変わる。電力不足で大規模停電の恐れがあるので節電を呼びかけた「ヤシマ作戦」は、アニメと現実がリンクした奇跡のミッションだった。 本書は石森さんの足跡を辿りながら、日本における“防災”を考える好書だ。アプリの紹介は「提灯持ちか?」と疑うが、実際に使ってみればその卓越性に驚くはずだ。
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新世紀エヴァンゲリオンに登場する特務機関NERVのロゴを使用したTwitterの防災アカウントの運用秘話及び防災アプリの開発記録を取材したもので、災害情報の正確さと迅速さが好評な特務機関NERVの「中の人」に迫った書籍である。 特務機関NERVに対して「災害情報は正確かつ迅速だ...
新世紀エヴァンゲリオンに登場する特務機関NERVのロゴを使用したTwitterの防災アカウントの運用秘話及び防災アプリの開発記録を取材したもので、災害情報の正確さと迅速さが好評な特務機関NERVの「中の人」に迫った書籍である。 特務機関NERVに対して「災害情報は正確かつ迅速だけど、どんな運営体制なのか不明だからいまいち信用できない」という人もいるかもしれない。しかし、本書を読めば、運営の徹底した防災意識とそれを実現するための高い技術力、そして、行政(気象庁等)と連携した信頼性の高いデータを用いて運営されていることがわかる。さらに、NERVの提供する情報は災害が発生した際に「自分で対処する」ための判断の補助としてのスタンスで行っているので、誠実でもある。(誠実である理由は「災害が発生したときは情報を待つ前に、想像力を働かせ、自ら行動しなければならない」ため「自分で行動して」と伝えることこそ防災アプリの責任であると運営者は考えているから。) こういった数々の努力によって特務機関NERVは信用を勝ち取った。ただのアニメパロディbotなどでは断じてないと知ることができた。
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ツイッターの特務機関NERVアカウントは元々知ってはいたけれど、あまり気に留めていなかった。中の人は誰なんだろう、エヴァ公式がやってるわけはないけど個人にしては手が込んでるよなあとたまに思うくらい。地震が起こる度にこまめに情報をツイートしているのは知っていたので、人力ではなくて何...
ツイッターの特務機関NERVアカウントは元々知ってはいたけれど、あまり気に留めていなかった。中の人は誰なんだろう、エヴァ公式がやってるわけはないけど個人にしては手が込んでるよなあとたまに思うくらい。地震が起こる度にこまめに情報をツイートしているのは知っていたので、人力ではなくて何かしらのシステムで自動化しているとは思っていたけど、気象庁かどこかの情報を収集して流しているだけだろうと思っていた。 まさかNERVが最速の情報発信アプリだなんて知らなかったし、エヴァ公式どころか国の機関もお墨付きの組織が運営しているだなんて知らなかった。というか、ツイッターアカウントのほかにアプリを運営していることから知らなかった。 本書は、株式会社ゲヒルンやその社長である石森氏が、特務機関NERVのツイッターアカウントやアプリを今日の形にするまでの過程を描いたドキュメンタリー。内容には「天才技術者がその能力を発揮して困難を乗り越え作り上げた」みたいな部分がいくつかあって、開発ドラマ的な視点では正直あまり面白くはない。(たとえば、石森氏は小中学生のころから自宅のパソコンでレンタルサーバーを運営したりしていたらしい。)ただ、アプリ開発の裏に込められた理念を知ることができたのが良かった。情報を速く届けるということの他にも、色覚異常を持つ人にも見やすい色使いや、広告などのマネタイズを排すること、予報業務の許可を得ることできめ細かな情報伝達が可能にしたことなど、様々なこだわりが語られている。 本のデザインにエヴァっぽさが取り入れられていたのも良かった。 本書を読みながら早速アプリを入れたけど、書かれているようなこだわりを直に感じることができた。これまで災害情報アプリはYahooやNHK、ウェザーニューズを入れていたけど、次に災害が(あまり起こってほしくはないが)起こった時に、NERVの真価がよりはっきりと分かるのではないかと思う。 情報を扱うシステムの話をしているにもかかわらず、「情報では命を救えない」と題された本書の第7章と続く第8章はとても読み応えがあった。宮城県気仙沼市にあるリアス・アーク美術館の言葉と、それをもとに書かれたというアプリの「特記事項」は胸が熱くなった。 というか、気象庁やウェザーニューズといった大きな組織だけでなく、個人の趣味レベルで気象データを扱うプログラムを書いている人がいることに驚いた。 本書を知るきっかけとなった、西成先生の書評: https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/review/20220418-OYT8T50077/
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#防災アプリ特務機関NERV こと地震についてはそれまで信用していたNHKをぶっちぎってNERVしか勝たん 揺れを感じると真っ先にTwitterをあけて、先頭のNERVさんのツイートを確認するのが定番。 それだけ信用していたけど、詳しいことは全然知らなかった。 知れてよかった。「...
#防災アプリ特務機関NERV こと地震についてはそれまで信用していたNHKをぶっちぎってNERVしか勝たん 揺れを感じると真っ先にTwitterをあけて、先頭のNERVさんのツイートを確認するのが定番。 それだけ信用していたけど、詳しいことは全然知らなかった。 知れてよかった。「何が言いたいんだ?」がなく真面目で中の人石森さんの人となりが伝わる、最終的にアプリに集約される筋立てがぶれない良書。おススメです
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もともと個人で運営されてたアカウントとは知らず、読めば読むほど驚きでした。こういう取り組みは継続してほしいので、早速アプリを入れてサポーター会員になりました。 「逃げて」というメッセージをちゃんと受け取れるように、自分の準備もしておかないといけないと思います。この本は防災について...
もともと個人で運営されてたアカウントとは知らず、読めば読むほど驚きでした。こういう取り組みは継続してほしいので、早速アプリを入れてサポーター会員になりました。 「逃げて」というメッセージをちゃんと受け取れるように、自分の準備もしておかないといけないと思います。この本は防災について考えるきっかけになりました。
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NERV の背景や特徴について、読みやすい文体・構成ながら詳細に語られており、面白かった。他の人にも読んで欲しい一冊。
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