BBQ型の学級経営 の商品レビュー
教師と児童、保護者を巻き込んだ学級経営について具体例からわかりやすく書かれておりたいへん参考になりました。こうあるべきという固定概念を一変させることができそうな発見がありました。
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参加型の学級経営とは、保護者や地域をどんどん巻き込んでいく新しいスタイルである。 例えば、学級参観や学級通信など、学校から発信という一方向のものが多かった。しかし、それを参加型学級参観、手紙で返事がくる学級通信などに変えていく。 これらの実践を重ねるには、参加したいと感じさせるスモールステップの仕掛けが大切である。感想メモや子どもが保護者へ質問に行くなど、思わず参加してしまう仕掛けの具体例が多く書かれている。 稲盛和夫氏の名言 人は、不燃性、可燃性、自然性とタイプがある。
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本来、子どもの成長という共通の願いを持っているはずの保護者と教師がどうして分断されるのか。 その一つの解としてお客さま意識があるという主張に納得した。 学級経営の中で子どもが参加するだけでなく保護者も参加するという考えは今までなかったので目からウロコだった。 まずは自分のお客さま意識を変える。そして保護者に門戸を開き参加しやすい環境を作る。 そうすることによりBBQのようなみんなで作り上げる学級経営が出来上がるのだろうなと感じた。 そのためにはまず、自分自身の言動を見直さなければならない。 自分自身の言動、価値観を変えていきたい。 実際のエピソードから保護者の感動も多く伝わりこのような学級を目指したいと思えた一冊
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とにかく著書のお人柄が滲み出ている。 参加型の学級とは「やり方」ではなく「あり方」であると思う。学校、家庭、地域みんなで子どもを育てていこうというあり方。困ったときは「助けて」と言い合おうというあり方。もらう喜びから与える喜びを分かち合おうというあり方。そんなあり方で学校生活を送...
とにかく著書のお人柄が滲み出ている。 参加型の学級とは「やり方」ではなく「あり方」であると思う。学校、家庭、地域みんなで子どもを育てていこうというあり方。困ったときは「助けて」と言い合おうというあり方。もらう喜びから与える喜びを分かち合おうというあり方。そんなあり方で学校生活を送ることができると、きっと学校が豊かなものになると思えた。 しかし、参加型への憧れを抱きつつ、不安も押し寄せてくる。それは好意的な意見ばかりではないことを過去に経験しているからである。また、どれだけ話しても分かり合えない人もいると感じているから。もしかしたら本書には書かれていないところで、たくさんの対話を重ねていらしゃるのかもしれないと想像する。また、自分自身は、保護者の方が信頼してくれる姿を見せれているか。そういう不安も同時にでてくる。独りよがりの学級経営をしていたのかもしれない。そんな閉じたものであったから、辛辣な言葉をもらったのかもしれない。君は誠実さをもってこの仕事に取り組めているか。そんな問いを持たせてくれた。 参加型というやり方を通じて、学校としてのあり方以上に人としてのあり方も考えさせられた。学級を開くということは、他者と共存していくということ。そのために、人としてさらに広く深くありたいと思えた。
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