中銀カプセルタワービル 最後の記録 の商品レビュー

中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト(編者)

2022/06/05

中銀カプセルタワービルの特集をNHK日曜美術館で偶然見ました。紹介された部屋は個性的で面白く秘密基地のよう。詳しく知りたくなりました。
各部屋は自由にカスタマイズされていますが長年住むようにはなっておらず、そんな中での生活が垣間見れるようで面白かったです。
対談は用語など難しいところもありましたが経緯がわかったり、写真からも老朽化された部屋も掲載されていて解体もやむを得ないかな、でもなんとかならなかったのかななど考えされられます。
実物を見てみたかった。チャンスがあるなら住んでみたかった。しばらくしたら読み返したいと思います。

2022/04/05

建築は現在進行形のものも
古いものも好きです
前回　上京の際に
近くまで行ったのに
見に行けなかった事は
一生悔やまれるかも…
今年2022年4月から
解体が始まり
世界にカプセルが旅立ちます

2022/03/05

解体が決まっている中銀カプセルタワービルの各カプセルの内部写真や図面、建築に関する専門家の論考や対談が収録された資料です。
カプセルタワーは一度だけ現地で外から展示サンプルの部屋を眺めた程度ですが、その後の保存の動きは気になりずっとFacebookなどで追いかけていました。
なので解体のニュースには残念な思いでいっぱいでしたが、今回の書籍で内部写真を見ると、リノベされたカプセルや居住者により手入れされているカプセルはともかく、完全に廃墟と化してボロボロのカプセルもあるので、これはもうやむを得ないのかな、という気持ちになってきています。
時代が早すぎた名建築がなくなるのはとても惜しいことですが、こうして記録を残すことの意義は大きいと思います。
せめて、現在進められているカプセルの一部の永久保存や分売のプロジェクトが順調に進むように願ってやみません。

2022/02/28

『#中銀カプセルタワービル 最後の記録』

ほぼ日書評 Day554

見学に行ったのが2018年2月18日、ちょうど4年前である。紆余曲折ありつつも、解体が決定され、保存プロジェクトの前田氏リードで状態の良いカプセルは取り外し別の場所で保存（宿泊施設として再利用の案も）されることとなっているらしい。

にしても、見学会の際には状態の良い物件のみを見て、まだ全然使えるのに勿体ない等と感じたものだが、この写真集を見ると、もう廃墟と言っても良いような部屋もあり、かつアスベストも使用されていることを考慮すれば、やはり築50年が限界だったのだろうと考え直さざるを得ない。

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