告発と呼ばれるものの周辺で の商品レビュー
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性犯罪が軽んじられる現代日本社会の、その現実が書いてある。私はどの文章にも共感したし、そのことに絶望した。女の人権が"当たり前に"無視されている社会の話。世間で性犯罪に対しての糾弾や告発を「大げさだ」「女も悪いだろう」と思うことがあるなら、この本を読んでみるといいんじゃないかな。これには真実しかない。 ベストセラーになってほしい。
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1つ1つの事例が衝撃すぎて、まじか・・・と頭を抱えながら電車で読んでた。それでも少しずつ女性が被害を告発できるようになってきた、それに対する共感やサポートも得られるようになってきた。年配の人は昔はいい時代だったというけれど(確かにそういう面はあるかもしれないけれど)私は平成に産ま...
1つ1つの事例が衝撃すぎて、まじか・・・と頭を抱えながら電車で読んでた。それでも少しずつ女性が被害を告発できるようになってきた、それに対する共感やサポートも得られるようになってきた。年配の人は昔はいい時代だったというけれど(確かにそういう面はあるかもしれないけれど)私は平成に産まれたことを幸せに思います。昔の女性はどう生きていたんだろう、、生きることの楽しさみたいなものを感じていたのかな?素朴な疑問。 大学で犯罪心理学の講義を履修していて、犯罪を犯した人物の背景や心理についてを学ぶ時間が多かった。それはそれで興味深かったし、面白かった。その後の講義で少しだけ登場したのが本でも紹介されていた「犯罪機会論」犯罪を犯すに至る背景は色々あって、こんなの防ぎようがないよなぁと思うことが多かったけど、モノの配置や工夫ならすぐにでも試せるし取り組みやすい。知れてよかった。
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国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11519090
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初めて知った『犯罪機会論』これは目からウロコ! 知恵と気配りでそもそもの犯罪に会う機会を減らす という社会の実現を強く望む うまく言葉を操れないのがとても口惜しいが 犯罪は加害者が悪い 被害者を責めるとかは違うと思う
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前作『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話しを。』から4年が経過し、性暴力被害、年齢差別、ジェンダー格差、など、多くの人がフタをする問題を取材し、発信し、声をあげるライター小川たまかさん。本書は、緻密に、そして多面的に調査し、インターネットとSNSの書き込みも明確...
前作『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話しを。』から4年が経過し、性暴力被害、年齢差別、ジェンダー格差、など、多くの人がフタをする問題を取材し、発信し、声をあげるライター小川たまかさん。本書は、緻密に、そして多面的に調査し、インターネットとSNSの書き込みも明確にし、性暴力被害の裁判録とその課題、特に被害女性へのセカンドレイプの問題などを明らかにしていく。野球場のビールの売り子がなぜ女性が多く、マネージャーの男性から支配・搾取される自身の体験。痴漢被害者については、牧野雅子さんの著書「痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社科学」と連携する内容が充実。痴漢の加害と被害、警察と裁判のありようなど、これからの課題を問題提起する。ジェンダー問題に潜在化する様々な課題が綴られ「はっ」とすることも多い。男女を問わず、多くの人に手に取ってもらって知見を広げて欲しい。
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程度の差はあれ女性がこれほど日常的に性犯罪に晒されているとはかなり意外。 ある男性記者が女装して満員電車に乗ったら3回痴漢に遭ったという事実も衝撃的。 自分は痴漢には全く興味は無いけれど、常習者やそのような性癖の持主はかなりいるということか。
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