大学1年生の読書論 の商品レビュー
各月に紹介されている本をほぼ全て読んで無事卒業。1年間、自分では手に取らないようなものも色々と読めてよかった。
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4月 1 青春・読書・人生―河合・三木・亀井の見方― 2 先の見えない世界で―先を見据えて生きる― 5月 1 現代の危機と人類の行方―歴史・科学・哲学― 2 コロナから見る世界―共存と侵略をめぐる問い― 6月 1 身体との対話―スポーツ選手の考え方と生き方― ...
4月 1 青春・読書・人生―河合・三木・亀井の見方― 2 先の見えない世界で―先を見据えて生きる― 5月 1 現代の危機と人類の行方―歴史・科学・哲学― 2 コロナから見る世界―共存と侵略をめぐる問い― 6月 1 身体との対話―スポーツ選手の考え方と生き方― 2 引き出す力―対話の時間― 7月 1 作家の感受力―生きることへの問いかけ― 2 ただならぬひと―エリック・ホッファーの生涯と思索― 8月 1 いまを生きる幸福―幸せのレッスン― 2 苦しみを通して歓喜へ―フジコ・ヘミングと野田あすか― 9月 1 憎しみと赦し―ルワンダへ、ルワンダから― 2 虫たちの生と死―いのちが繰り広げる世界― 10月 1 人間へのまなざし―窪美澄・村田沙耶香・犬養道子― 2 ことばによって生きのびる―戦争に翻弄された実存― 11月 1 古典の森を散策してみよう―プルタルコスの観察眼― 2 自分とは何か―ルソーの探求― 12月 1 人生の塩―人類学者・エリチエの見方― 2 社会のなかで生きる―オルテガの社会学― 1月 1 始祖はこう語った―親鸞と道元― 2 野上彌生子と与謝野晶子の生涯―評伝を読んでみよう― 2月 1 現代に響く古代人の声―哲学者と喜劇詩人― 2 センス・オブ・ワンダー―レイチェル・カーソンの遺言― 3月 1 アメリカの一断面―スタンフォード大学管見― 2 読むことと書くこと―贈ることば―
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和田先生のブックガイド。もう何冊目になるだろう。これだけコンスタントに、これだけ広範な本を紹介し続けることができるということに、まず驚かされます。もし私がこれをやるとしたら、どれだけ無理をしないといけないことか。だって、今までのブックガイドのなかに、先生の専門のフッサールのことは...
和田先生のブックガイド。もう何冊目になるだろう。これだけコンスタントに、これだけ広範な本を紹介し続けることができるということに、まず驚かされます。もし私がこれをやるとしたら、どれだけ無理をしないといけないことか。だって、今までのブックガイドのなかに、先生の専門のフッサールのことはひとつも出てこないんですよ? それなのに、この引き出しの多さ。感服します。今回も、自分が今まで触れてこなかった本に手を伸ばすきっかけになることはまちがいありません。伊藤亜紗の本は、本屋さんなどでみかけてずっと気になっていましたが、和田先生もこうやって書いているなら、やはり一度読んでみようと思います。 和田先生のブックガイドの「はじめに」は、いつも刺激になる言葉が書かれていますが、今回のもなかなか良かったです。少しだけ引用します。 「われわれの暮らしの中には、自分の見方を見直さなければ見えないもの、よく見ようとしなければ見えてこないものがある。それらを見つめることができるようになるためには、よい本を選んで、じっくり読んで、考え、考えたことを言葉にする試みが欠かせない」 せわしない日々の中で、本を読むときにでも、こなすことが目的になってしまうことがありますが、自戒する必要があるように感じました。【2022年2月3日読了】
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