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大好きな町に用がある の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2024/08/15

角田光代さんの文章が大変読みやすく楽しく読ませていただいた。 そう、旅は怖い。特にひとり旅。地図をクルクルしても目的地がわからなくて呆然と立ち尽くして同じ場所を行ったり来たり。送迎バスに酔ってホテルに到着した途端に吐き気を催したり。バスの乗り方うしろからで合ってる?電車の行き先聞...

角田光代さんの文章が大変読みやすく楽しく読ませていただいた。 そう、旅は怖い。特にひとり旅。地図をクルクルしても目的地がわからなくて呆然と立ち尽くして同じ場所を行ったり来たり。送迎バスに酔ってホテルに到着した途端に吐き気を催したり。バスの乗り方うしろからで合ってる?電車の行き先聞き逃した!って何度も不安になったり。薄暗くて人気のない道を心細く思いながら歩いたり。ビビりながら旅をするってところに『ああ〜わかるわかる〜』って共感できる本。それでも旅ってなんだかんだ楽しい。

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2024/06/06

私も、人の日常をのぞいてみたい、というか、自分が知らない国の知らない町で営まれてる知らない人の生活に興味がある。そんな誰かの日常にお邪魔できるのが旅の醍醐味だなあと感じるので、あとがき部分で少し共感した。 私も海外一人旅したいなあ。

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2023/07/25

だんだんわかってきたのは、笑みは笑みを呼ぶし、怒りは怒りを呼ぶということだ。不機嫌は不幸を呼びこみ、上機嫌は幸福を呼びこむ。格言でも法則でもなくて、真実。最近自分から不幸な感じ、不機嫌な感じを出してない? 世界は自分の考え方次第でなんとでもなる。それを忘れたくない。 旅していた...

だんだんわかってきたのは、笑みは笑みを呼ぶし、怒りは怒りを呼ぶということだ。不機嫌は不幸を呼びこみ、上機嫌は幸福を呼びこむ。格言でも法則でもなくて、真実。最近自分から不幸な感じ、不機嫌な感じを出してない? 世界は自分の考え方次第でなんとでもなる。それを忘れたくない。 旅していたときに、その時は気づかないけど、知らず知らずのうちに自分の人生に関わる大切なことを決定していたんじゃないか。何を信じて何を目指して生きていくのか。あの時のあの体験がなかったら?あの時のあのワクワクがなかったら?違う人生になってたかもしれない。でもあの体験があったから今があるから、すごい人生を変えた旅なのかもしれない。

Posted byブクログ

2023/04/16

旅好き角田光代さんの書く旅エッセイが好き。 遺跡よりも市場が好きなところが共感。 村上春樹さんと同じくマラソンが趣味のようで、旅先でマラソンに参加するパワフルさがすごい。

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2023/02/11

角田さんの旅エッセイが好きなのですが、久々に読んでやっぱり楽しい気持ちになりました。同じ場所に2度は行きたいような何か変わってたらやだな…と思う気持ちでぐるぐるでしょうか。旅は海外だと非日常感を求めがちで

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2023/01/21

「いきたくないのに出かけていく」の旅エッセイ集を読んで 面白かったので引き続きこちらの作品も手に取りました。 旅好きで多くの海外旅行をしている角田さんの旅の エピソード話は盛り沢山で知らないことばかりで楽しめました。 普通の人だったら大概は一度訪れたら何度も同じ場所への 海外...

「いきたくないのに出かけていく」の旅エッセイ集を読んで 面白かったので引き続きこちらの作品も手に取りました。 旅好きで多くの海外旅行をしている角田さんの旅の エピソード話は盛り沢山で知らないことばかりで楽しめました。 普通の人だったら大概は一度訪れたら何度も同じ場所への 海外旅行というのは出来ないですが、 それを数度もしているなんて羨ましい限りでした。 そうなるとその国の良さと自分の好みの旅も 凝縮されていくかと思うとこのエッセイもひときわな味わいを感じました。 そしてこちらでも運動の嫌いでも長年続けている 旅先へのランニングやマラソン大会に参加しているというのが 書かれていて本当に凄いなと感心してしまいました。 「いきたくないのに出かけていく」よりも一つづずが短めな エッセイだったのでさらっと読みながらも、 旅を満喫しながらもその裏側を考えていたり、 あまり着目しなそうな所にも目を配っているので 素晴らしいなと思いました。 インドもよく呼ばれる人が旅に行けるというのを聞きますが、 これが八重山でもあるというのが驚きでした。 縁がある人は早ければ二十歳前後あたりにもう呼ばれていて、 若い頃に呼ばれていなくでも三十、四十代になって 呼ばれる人がいて、そうゆう人の独特な時間の流れに すんなりとなじむというのがリピーターになるというのもとても興味深い話でした。 そんな場所が自分にはあるのかなと思いますが、 なかなか旅に出かける機会が無いので難しそうです。 旅エッセイとなっていますが、 角田さんの旅ではあらゆる視点から考えられていて、 一つの物語のようにも感じられる程深いものがありました。 旅気分を味わうと共に人と人との繋がりや そこ暮らしている人達の息遣いも感じられて温かみのあるエッセイだと思いました。

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2023/01/09

短編の旅行記集。 角田さんのものとあって短いが一つ一つがとても面白い。 旅行記がもっと読みたくなった。

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2022/12/08

角田光代のエッセイ3冊目。自分の中で。 これまでに読んだことのあるエピソードもいくつかあったが、何回も、ふとした文章に惹かれた。 角田光代にとって旅とは、コロナでどう変わったか、なども後書きで読めて面白かった。

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2022/10/04

他社の本で読んだ角田さんの旅エッセイが面白かったので買って読んでみました。地図や情報より人間に頼って旅していく態度が徹底していて、いいですね。アジアの国々への旅が中心に語られていますが、山登りやマラソンまで!これにはびっくりです。

Posted byブクログ

2022/07/12

読み終われば旅に出たくなること間違いなしの旅エッセイ。人との出会いが縁を繋ぐ、紡ぐ...。なんと人とは多様性に富んだ生き物なのだろう。出てくる食べ物もどれも美味しそうだ。最近、感染者も増加傾向にあり、また、あの日々が戻ってくるのかと戦々恐々としている今だからこそ読みたい一冊。

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