1,800円以上の注文で送料無料

はやぶさ2のプロジェクトマネジャーはなぜ「無駄」を大切にしたのか? の商品レビュー

4.4

7件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/04/08

不可能を可能にするはやぶさ2のミッション。そこには、技術的な葛藤だけでなく、リーダーとしての葛藤がある。新しいリーダー論、参考になりました。 はやぶさ2、永遠なれ。

Posted byブクログ

2023/10/09

学生選書ツアー2023選書図書 【所在・貸出状況を見る】 https://sistlb.sist.ac.jp/opac/search?q=9784023319295

Posted byブクログ

2023/07/22

とにかくページ数が多く読了に時間を要した。ただ、文章は読みやすく、多々起きる問題に対応する緊迫感が感じられて面白かった。 こちらは宇宙工学に明るくないものの、専門用語が溢れているが都度説明されていて、ざっくりながら理解でき調べなくても読み進められるようになっている。宇宙のプロジ...

とにかくページ数が多く読了に時間を要した。ただ、文章は読みやすく、多々起きる問題に対応する緊迫感が感じられて面白かった。 こちらは宇宙工学に明るくないものの、専門用語が溢れているが都度説明されていて、ざっくりながら理解でき調べなくても読み進められるようになっている。宇宙のプロジェクトや実話の内容では、一番くわしい書物を読んだと思われる。 はやぶさ2のPMは、総勢600人、39歳で着任、任期は準備と、目的地リュウグウ到着まで3.3年、帰還に2年とその後の拡張案件。 変にまとめたり、要点を抜き出したり強調する書き方でなく、時系列に思考と実際を書いているため、宇宙プロジェクトの進め方と捉えても問題ないくらいの鮮明さ順序性だった。時系列に沿って情景を浮かべられるくらいに細かい。そのうえで、プロジェクトの目的が明確で、制約もかっちりしているので、その中での方針や思考をこれ以上ないくらい細かく記載している。 世間一般で言う自己啓発本チックではなく、映画の背景設定説明に近い印象を受けた。 はやぶさ2は、9つの世界初を達成したプロジェクト。この偉業を、若いPMが成し遂げたということで学ぶべき点は多い。

Posted byブクログ

2022/07/26

はやぶさ2プロジェクトの成功までの葛藤と軌跡が、表現豊かに描かれている。なんと言っても、内容がとてもわかり易い。小惑星探査という得体の知れないミッションを通して、一般企業などで働く人にとっても、仕事への向き合い方やマネジメントの考え方は、とても参考になると思う。

Posted byブクログ

2022/05/27

「誰も行ったことがない場所」に、無駄を大切にして果敢に挑戦したはやぶさ2のプロジェクトチーム。それを率いた津田氏のリーダー論は説得力があった。いろいろなところに応用できそうだ。

Posted byブクログ

2022/05/07

はやぶさ2プロジェクトのマネージャーが語るミッションの全貌。裏側の技術者や科学者、それをマネージする立場の著者の思考と行動の経過がとても面白い。宇宙探査のことがあまりわからなくても、理解しやすく書かれていてドキドキしてしまった。 こんなリーダーとこんなチームで働いてみたいと読了後...

はやぶさ2プロジェクトのマネージャーが語るミッションの全貌。裏側の技術者や科学者、それをマネージする立場の著者の思考と行動の経過がとても面白い。宇宙探査のことがあまりわからなくても、理解しやすく書かれていてドキドキしてしまった。 こんなリーダーとこんなチームで働いてみたいと読了後は思った。

Posted byブクログ

2022/05/04

p79 私の持論ですが、限界というのは超えなければわからない。超えた時に、初めてそこが限界だったと認識できる。そして、さらなる限界を超えるステージが始まる。つまり、いまの自分にとってどこまでが限界なのかは、超えてみるまでは自分では決めることはできないものだし、そういう限界点にこそ...

p79 私の持論ですが、限界というのは超えなければわからない。超えた時に、初めてそこが限界だったと認識できる。そして、さらなる限界を超えるステージが始まる。つまり、いまの自分にとってどこまでが限界なのかは、超えてみるまでは自分では決めることはできないものだし、そういう限界点にこそ真に役立つ創意工夫の芽が隠れているのだと思っています。 p118 キューブサット物語 p161 エンジニアリングの世界にはよく、技術の汎用化、言い換えれば職人技からの完全な脱却が理想像として語られます。しかし、現実にはそれは空想にすぎません。すべての技術は、それを実践できる人にしかわからない部分ーすなわち人に宿る部分を必ず内包しています。だから、何かをつくり運用しようとすればーしかもそれが限られた人員、予算、時間の中で行われるものであればなおさら、必ずや特定の人の力(職人技)を必要とするシーンに出くわします。数々の難問を解き見事に生還したはやぶさのチームは、まさに少数精鋭の職人集団でした

Posted byブクログ