自分で始めた人たち の商品レビュー
民主主義を生活に落とし込んで実践している人々。 民主主義とは選挙で選んだ人に委ねることではないのではないか? 自分たちで実践していくことではないか?
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知らない社会問題に本気で取り組んでる人の事例を知ることができた。 これにより、新たな関心の眼が出来たことが大きな成果。
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民主主義って本の最後の方にも書かれてたけど言葉からの先入観があって、選挙のことをイメージするし、動詞的ではなく名詞的で、なんとなく主義というものに他人事感があったけど、この本読んでくうちに いやいやこれ自分のことやん、それこそ最近職場で感じたモヤモヤのことやん、、て腑に落ちまくり...
民主主義って本の最後の方にも書かれてたけど言葉からの先入観があって、選挙のことをイメージするし、動詞的ではなく名詞的で、なんとなく主義というものに他人事感があったけど、この本読んでくうちに いやいやこれ自分のことやん、それこそ最近職場で感じたモヤモヤのことやん、、て腑に落ちまくりで内臓突き破られました。 あと、「はじめに」からこんなにハッ!とした書物はないかもしれない。 "自分達の社会問題を、自分達の力で解決していくのが民主主義です。いわゆる「政府」や「役所」も、そのための手段に過ぎません。私たちは今こそ、民主主義を自分たちのものにする必要があります。" インタビューとか対談形式の本は苦手やったけど、この本はもう読んでてこの対話自体が民主主義のひとつなのでは?と体感したし、宇野さんの解釈や まとめが分かりやすすぎて、スルスル読めた。人の考え聞いて自分の考えがひらめく、その連鎖的な会話をしてる時の、前のめりな感覚に読んでてなった。 SDGsや、(言いたいだけやんと思ってしまう)DXのちょっと難しそうな話を、具体的な課題解決事例が紹介されてるので今まで読んだどの説明よりもわかりやすかった。 あと、住んでる地域のこと、子育てのこと、女性視点のことなど身近な課題についても解決法やその継続の難しさ、工夫点まで紹介されてた。 役所との話し合いの苦労点とか、全員が同じ視点を持って話す工夫とか、今働いてる職場にも落とし込める話がいっぱい。 知識的書物じゃなく、なんかもう体験的書物という感じ、とにかくまず考えることが本当に大切、「人間は考える葦」とパスカルさん言いましたがほんまにそうです考え続けます、変えたいと思ったらまず動きます という決意表明で終わる感想。
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東洋経済2022326掲載 評者:会田弘継(関西大学客員教授) ダ・ヴィンチ20225掲載 評者:ダ・ヴィンチ編集部田嶋薫
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