「廃炉」という幻想 の商品レビュー

吉野実(著者)

2024/01/31

断定的であったり煽情的に感じる言葉選びが気になる。
怒りを感じるところはよい、怒らなくなってはいけない。
原発もFukushimaも3.11もわたしたちのことだ。

2023/06/12

YouTubeでも同じ内容を話している
カラー写真など効果的に掲載されている
しかし、デブリは違う。硬い部分と比較的柔らかい部分、大きいものから、小石状のものまで、形状も重さも様々で、たとえ削り取ったとしても、安定的に炉外に出すのすら難しいだろう。桁違いのリスクと言っていい

2022/12/12

デブリの取り出しは、現在の技術では不可能。
取り出しても廃棄物の処理方法がない。
凍土壁には効果がなく、地下水はたまり続ける。
22兆円は全く足りない。
除染土は、再利用することが可能。

2022/11/07

タンカーからオイルが漏れたとき、大規模な災害の時、、いろんな時に、結局手作業を繰り返すだけしか方法がなくて、それでもそれを続けがちなのが日本人なのかな、と思いました。

それにしても、どうにもならないこと、まさに「限界」になっていること・・・。

かかわった誰もがわかっているのにだれかの前言を撤回できず、そのまま先に、この道しかないと何年も何十年も進んでいくことを繰り返していることを痛感します。

間違いだと思ったら、立ち上がって、正しいと思う方向に、1人で歩きだすことが、絶対必要だと感じました。

福島の土で、セシウムが野菜に移行しないことを証明して、土をもういちど価値ある土壌に戻すために、生きてみたいなと感じさせられます。

2022/08/07

30～40年の工程表、22兆円に膨れる費用計画。デプリの取り出しの目途も立たず、廃棄物処理は含まれず。到底、足りるわけがない。劣化し続ける設備。崩壊前に片づけられるのか？…原発は究極の将来世代ツケ先送り。ツケを増やした愚策の数々。多くの関係者を縛った「アンダーコントロール」発言。その構造は森友問題に酷似する。お笑いネタとなった排水開口部への氷投入。勿論、流水は凍結しない。凍土壁固執により増えた汚染水はいくばくか。…あの頃内閣支持率は高かった。責めを負うべき世代はどこか？電力不足に再稼働を望む前に考える。

2022/07/02

☆2022年２月発行/１Ｆの地下にトンネルを網目上に建設・土地的に分離することは不可能か？原発建屋が重いのか？建屋の軽量化＆効率よく放射能遮断できるモノで囲む→次の大地震・強烈台風対策/アルプス山脈の重量に耐えるトンネルは可能

１号機、２号機　取り出しの目途立たず
３号機（2021年２月取り出し完了）　４号機（運転停止中だっだので問題なし）

１、２、３号機のデブリの総量　880トン（☆デブリの比重は？）

1,000基のタンク・総容量は137万トン　含まれるトリチウムは17ｇ・分離する技術無し☆サイズをチェックする事
海洋放出・ヒラメで実験☆妥当な考え・風評被害はあっても補償で対応すべき
凍土壁→イメージ先行であまり効果なかった。

アメリカＧＥの設計→竜巻対策として地下に非常電源　日本の地震、気候…を考慮していれば…

廃棄物→ガラス固化処理　最終処分地が決定できず☆ガラスは熱を持たないのか？少量ずつ大量のガラスで固化？

柏崎刈羽原発　中央制御室に不正侵入・ＩＤカード不正利用・警備担当者も含めてた忙しさのための事務手続きの勝手な省略☆イメージしていたものより軽い・パスの不正使用くらい…感覚だろう！

賠償　水俣病（引き継いだことで国が矢面に立たされる）☆選挙時に政争にされるのがオチ

指定廃棄物　フレコンバッグで各地に分散保管☆市内にもあるはず・場所不明・風雨に当たっていない？

民主党政権時　高萩市　計画取りやめ→分散保管へ　☆今では報道されることなし・10年単位で線量が低下したら処分する？

☆除染作業は継続中なのか？地上の土を全体的にかく？その土の放射性物質だけ集約することは出来るのか不明

2022/03/31

　久しぶりに福島の原発についての本を読みました。著者の吉野実という方のポジションというか、ジャーナリストとしての誠実さに納得しました。
　書かれている現状報告と、事実、事件の分析には、ただただ、暗澹とするばかりでした。
　東京電力や経産省のエリートの方々の頭の中では、ひょっとしたら、すでに被害の最中にある多くの被災者の方々や、これから被害を被るかもしれない福島の地元の方のみならず、大げさに言えば、世界中の何も知らされていない「人間」のことなんか存在していないんじゃないか、忘れられていているんじゃないか、という疑いが「やっぱり」残った読書でした。
　読んでも楽しくならないこと請け合いですが、読んでおいた方がいい本だと思いました。
　ブログにもあれこれ書きました。覗いてみてください。
　https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202203170000/

2022/03/05

廃炉はそんなに簡単なものではないし、完全に見通しの立っているものでもない。今後も作業を進めていく中でいくつもの困難に突き当たると思われる。廃炉作業に関する費用も最終的にどのくらいになるのかわからない。とにかく、正しい情報の公開をしてほしい。