なぜ人類は戦争で文化破壊を繰り返すのか の商品レビュー
第1章 はじめに 建築と記憶の敵―建築物は永久には存在しない 第2章 文化浄化 誰がアルメニア人をおぼえている?―モスタルの橋、「水晶の夜」、各地に根付いたモスクやシナゴーグ 第3章 テロリズム 士気阻喪、メッセージ発信、プロパガンダの手段―世界貿易センタービル、IRAの活動、第...
第1章 はじめに 建築と記憶の敵―建築物は永久には存在しない 第2章 文化浄化 誰がアルメニア人をおぼえている?―モスタルの橋、「水晶の夜」、各地に根付いたモスクやシナゴーグ 第3章 テロリズム 士気阻喪、メッセージ発信、プロパガンダの手段―世界貿易センタービル、IRAの活動、第二次世界大戦下の無差別爆撃 第4章 征服と革命―踏みつけにされるユダヤ人、消されゆくチベット、エルサレム問題、文化大革命、バーミヤンの仏像破壊 第5章 壁と隣人 分断の破滅的帰結―ベルファスト、ベルリン、イスラエル、キプロス、民族や宗教ごとの居住地制限 第6章 記憶と警告1 再建と記念―破壊された建築の再建は、誰にとっての真実であり、誰のための記憶なのか 第7章 記憶と警告2 保護と訴追―文化財を保護するために何をすべきか、破壊の責任を誰に問うのか
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戦争や内乱は人名だけでなく、その土地の建築物や文化財も破壊していく。レムキンの言葉の引用から。 「言語、伝統、記念建造物、文書館、図書館、教会など、簡潔にいえば、それは国家の魂が宿る社である」 「本を燃やすことと死体を燃やすことは同じではない。しかし教会や本の大量破壊に介入すると...
戦争や内乱は人名だけでなく、その土地の建築物や文化財も破壊していく。レムキンの言葉の引用から。 「言語、伝統、記念建造物、文書館、図書館、教会など、簡潔にいえば、それは国家の魂が宿る社である」 「本を燃やすことと死体を燃やすことは同じではない。しかし教会や本の大量破壊に介入すると、死体焼却の防止になんとかまにあう」
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ウクライナとロシアが争っている今、読んでおきたい本 ロシアのウクライナ侵略が始まってから、なんとなく“ロシアの文化を好き”と言えなくなってはいませんか? それが如何に怖いことかが分かる一冊。 もちろん、侵略行為は許されることではありません。 しかし、彼らの文化を嫌いになることが...
ウクライナとロシアが争っている今、読んでおきたい本 ロシアのウクライナ侵略が始まってから、なんとなく“ロシアの文化を好き”と言えなくなってはいませんか? それが如何に怖いことかが分かる一冊。 もちろん、侵略行為は許されることではありません。 しかし、彼らの文化を嫌いになることが何の得になるのでしょうか? 世界が敵を避難の的を“プーチン”として“ロシア人”とは言わない理由もここにあります。
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建築が戦争の武器になる。 爆撃の標的となり、大量殺戮の現場となるからである。 建築に携わっていた私にとってショックな一言。
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