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氷の覇王に攫われた憂いの姫は溺愛花嫁になりました の商品レビュー

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2022/03/12
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粗筋から、もっと悲壮感漂う雰囲気のお話かと思っていたら、それはあくまで序盤だけ。 攫われた後は、元より両思いだったこともあり、安心安全の溺愛ルートだった。 悲壮感漂う要因になったイザークの生死についても、割と序盤からイザーク視点の話が入って来るので「あ、これは安全が担保されるやつだ」と思える優しい仕様。 心置きなくイチャラブする二人を堪能できました。 ユーリアの母国組が常識的でユーリアの味方である兄を除き揃いも揃って小悪党な感じで、脅威になりきれず、小者臭が…… そりゃ、イザークに敵う筈もなく、こてんぱんの返り討ちに。 途中、ユーリアがいなくなって氷の覇王とは何だったのかと言わんばかりの取り乱し様ではあったが、それはさておき。 蝿のように鬱陶しい(ユーリアの)毒親たちを追い払いつつ、城で出先で温泉で、そして結婚後もイチャイチャしあう二人を温かい目で見守る、そんな物語でした。

Posted byブクログ