ひとりでがんばらない!子どもと考える福祉のはなし の商品レビュー
基本的でわかりやすい。 貧困やひきこもりがなぜ起こるのか、なぜ抜け出せないのか。個人の問題ではなく、社会の問題であること。そして、解決するためには福祉の力、集団の力が必要であること。
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「福祉は、特別な人を助けることではない。自分や家族、友達を幸せにする仕組みであること」 日頃、社会福祉を学ぶ私でもこの世界に生きているとふと忘れてしまいそうなことを日本の社会課題をあげながら伝えてくれます。 今の社会で生きづらさを感じている人ほど、社会を変えていく力をもっている。...
「福祉は、特別な人を助けることではない。自分や家族、友達を幸せにする仕組みであること」 日頃、社会福祉を学ぶ私でもこの世界に生きているとふと忘れてしまいそうなことを日本の社会課題をあげながら伝えてくれます。 今の社会で生きづらさを感じている人ほど、社会を変えていく力をもっている。そうした人たちとパートナーシップを結び、命を社会の中心におく世界にしていきたいです。 福祉を誤解している人も多いから、大人の人にも読んでほしい(絵本と行っても小学生では一人で読めないレベルな気がする)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
〇日本って何からはじめてよいか分からないくらい自縄自縛の雁字搦めになっているんだなあと。 かなり尖った内容です。 〇子ども向けならフォントがUD フォントで総ルビだとよかった 言葉も難しいかな? 〇「女性の働かされ方」という表現が気になった。 言いたい事はわかるけど、別の表現がありそう。 〇資本主義が必ずしも福祉と相容れないわけではないと思う。日本は民主主義でもあるから。 ◎「福祉」は「特別なひと」を助けることではありません。自分や家族、友だちをしあわせにするしくみです。 1:日本の国は「お金持ち」、でも、日本の人は「貧しい」 ・上がり続ける貧困率 ・GNPは世界3位←福祉の仕組みが足りない ・貧富の差が広がり続けている 「絶対的貧困」と「相対的貧困」 ワーキングプア 生理の貧困 母子家庭の貧困 男性にも非正規雇用が増えてきている 家庭を持つことは贅沢 2:引きこもりの理由 ・引きこもりは本人のせいではない 働く世代の引きこもりの増加 ・人を使い捨てにする会社 ・学費のための借金 ・実家は出られない監獄 ・「ひとりで死ぬべき」という社会 3:みんなが生きられるしくみをつくる3つの方法 ①労働組合 ②家族で問題を抱え込まない ③五大ニーズを非売品に …教育、医療、介護、保育、住宅 4:福祉は資本主義とたたかうもの いのちを大事にする福祉の考えが広まると? 「助けて!」がはじめの一歩 居場所をつくろう
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とてもわかり易くく、子どもと一緒に日本の問題点や社会福祉について学べる絵本です。 相対的貧困や、ひきこもり、自殺率の増加など、いまの日本社会の問題と解決策が、一つひとつ点をつなぐように見えてきます。 「自助」から「公助」へ。資本主義社会に足りない、生きるために大切な「福祉哲学...
とてもわかり易くく、子どもと一緒に日本の問題点や社会福祉について学べる絵本です。 相対的貧困や、ひきこもり、自殺率の増加など、いまの日本社会の問題と解決策が、一つひとつ点をつなぐように見えてきます。 「自助」から「公助」へ。資本主義社会に足りない、生きるために大切な「福祉哲学」を学ぶ絵本です。 ■メモ: ・今まで家族で担っていた子育て、介護などを社会で担う世の中に。
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