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タニヤ・タラガ(著者),村上佳代(訳者)
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悲劇というにはあまりに人為的、惨たらしい現実が横たわっているのを直視させられる本。ひとによっては途中で本を閉じざるを得なくなってしまうかもしれない。けれど、わたしは、いま自分が利益を享受している共同体の一員として、その共同体がウンディゴのように土地やひとを貪り続けているのになんとかして歯止めをかけるーーアライになれないか、と思う。わたしはたいそう臆病だから、怯んでしまうだろうが、それでも。
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