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平安姫君の随筆がかり(一) の商品レビュー

4.2

6件のお客様レビュー

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2023/04/29

後宮で起きる事件を、清少納言と紫式部が解決していく謎解きミステリー 二人は宮仕えの時期が違うので、本来なら顔を合わせる事はないでしょうが、この物語ではふたりが一緒に謎を解くのです!! 反りの合わない二人と言われていますが、きっとそれぞれの才能を認めあっていたのでしょう。 互い...

後宮で起きる事件を、清少納言と紫式部が解決していく謎解きミステリー 二人は宮仕えの時期が違うので、本来なら顔を合わせる事はないでしょうが、この物語ではふたりが一緒に謎を解くのです!! 反りの合わない二人と言われていますが、きっとそれぞれの才能を認めあっていたのでしょう。 互いを「有能毒舌家」「妄想物語姫」と罵り合いながらも、仲が良いのか悪いのかどこか楽しそう。 そんな二人の掛け合いは最高に面白い。 源氏物語も枕草子も、この場所で生まれたのかぁー なんて思うとキュンキュンして、どっぷりと世界に入り込んでしまいました。 清少納言が仕える中宮定子さまの可愛らしさは格別です。しかしとても孤独だったようで 「ただひたすら自分を押し殺し  ただ微笑み続け  雪のような心の寒さに耐え続けていた」 と書かれています。 そんな中宮定子さまと清少納言の身分を超えた交流が、とても温かい。 孤独な日々にどれだけの彩りがもたらされた事でしょうか。 この本は、jubeさんのレビューから読んでみたいと思い、手に取りました。 続きも読みます♪

Posted byブクログ

2023/03/28

個人的にドツボでした。 面白かった!なんや、清少納言と紫式部は、けっこう嫌味合戦してて、仲が悪いというのが世間一般のイメージだが、実はすんごく親しいから、お互い認め合ってるからこその軽口言い合いなのでは?!と思っているヲタが多いはず。そんな、平安文学ヲタの妄想を、ものすんごくええ...

個人的にドツボでした。 面白かった!なんや、清少納言と紫式部は、けっこう嫌味合戦してて、仲が悪いというのが世間一般のイメージだが、実はすんごく親しいから、お互い認め合ってるからこその軽口言い合いなのでは?!と思っているヲタが多いはず。そんな、平安文学ヲタの妄想を、ものすんごくええ感じにラノベ にしてくれている本作。実はあの件はそういうのでは?!とか、ほんま、悶えさせられること、たまらんですねぇ。なんか、大権威好きな頭ガチガチの人とか、全く別のイメージを持ってる人で別の考えが受け入れられない人は、嫌いだろうが、愛の溢れる二次創作、良いですね。ありです。まあ、ところどころ、ちゃんと平安から外れた感じなのも、ええ感じで正気に戻してくれたりとかして。私個人的には、イメージにとても近いキャラ設定なので、大笑いして読んだ。2巻も楽しみ。 出張から帰ガタしましたが、 源氏物語の物語世界から離れがたく なんやかやと、読んだりしてますが これはよいですねぇ。 平安ものは小説はもちろん 漫画もいいのがたくさんありますが、 キャラ文庫というのは盲点でした(私比) 軽い、が、めちゃしっかりしてます。 京都で平安文学の旅してきた!とか これから行くねん! っていう方に、特におすすめしたいです。 私の読書ツボに共感できる人はハマる可能性高し。 いとをかし

Posted byブクログ

2023/01/08

平安ミステリが増えてきた気がする。働く才女が探偵役でばっさばっさと毒舌で切り捨てて行くのが気持ち良い。

Posted byブクログ

2022/06/20

歴史的には揃わない登場人物たちなので、少々モヤッとします。が、ファンタジーだから、豪華キャストで謎解きと思えば良いのかな。 女子たちが元気なのは楽しいし。

Posted byブクログ

2022/03/21

https://jinseilog.com/heian1/ どこまでが本当?な世界観なんです。 まずは設定。 調べながら読んだところ、清少納言と紫式部が後宮にいた時期は重なっていないんですよね。 なのでこの作品の前提自体がフィクション (ここら辺の知識は昔に習った程度だとすぐ忘...

https://jinseilog.com/heian1/ どこまでが本当?な世界観なんです。 まずは設定。 調べながら読んだところ、清少納言と紫式部が後宮にいた時期は重なっていないんですよね。 なのでこの作品の前提自体がフィクション (ここら辺の知識は昔に習った程度だとすぐ忘れますね。) だからこそ、この後の展開がどうなるのか気になりますね。 史実通りなら、定子は父・道隆の死去や伊周の左遷などがありながら、天皇から寵愛を受けますが若くて亡くなります。 彰子は定子の子を育てながら、長生きするという展開になりますが、この作品にこのような悲しい展開は似合わないようにも思います。 ぜひ道長を蹴散らしてほしい。続きが気になって仕方ありません。

Posted byブクログ

2022/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

楽しい作品でした。 ミステリ仕立ての歴史小説。平安文学がわからなくても、歴史がわからなくても、楽しめるエンターテインメントとしても極上! そして、私好みの清少納言の性格と紫式部の性格。 素敵な時間を過ごさせてもらいました。 続きが楽しみです(*^-^*)

Posted byブクログ