知的障害のある人への精神分析的アプローチ の商品レビュー
何と読み進むのに苦労する本だろう。「見たくないもの」をいかに無自覚に速攻で見ないようにしているかを思い知らせてくる。 沸いてくる数々の記憶。その度に手が止まり、別の書籍へと手が伸びる。これこそが常日頃から精神の行っている自己防衛の姿なんだろう。 何の悪気もなく、「見えないもの」に...
何と読み進むのに苦労する本だろう。「見たくないもの」をいかに無自覚に速攻で見ないようにしているかを思い知らせてくる。 沸いてくる数々の記憶。その度に手が止まり、別の書籍へと手が伸びる。これこそが常日頃から精神の行っている自己防衛の姿なんだろう。 何の悪気もなく、「見えないもの」にしてしまえる。黙過とは常に起こりうる作用なのだ。 それに向き合う道を探さなければならない。この本を読み合わせて語り合うというのも、それに近づく良い方法かもしれん。「鍵」と「答え」は常に自分の中に。
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ハンディキャップスマイル。 ふざけてるんじゃない。生きるために笑うしかない、知的障害者の方々。 知的障害のほとんどは、器質的ではなく、社会的、二次的なもの。 生きるため、自分の身を守るために、どんどん鎧を身につけて、身動きが取れなくなった人たちを救うため、時間をかけて、根気強...
ハンディキャップスマイル。 ふざけてるんじゃない。生きるために笑うしかない、知的障害者の方々。 知的障害のほとんどは、器質的ではなく、社会的、二次的なもの。 生きるため、自分の身を守るために、どんどん鎧を身につけて、身動きが取れなくなった人たちを救うため、時間をかけて、根気強く話を聴く著者。 その壮絶な闘いの軌跡。奇跡。
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