面白い物語の法則(下) の商品レビュー
下巻はウラジーミル・プロップのおとぎ話の構成や理論などについて語っている。 ウラジーミル・プロップの著作は日本では代表作である『昔話の形態学』を含め、ほぼ絶版になっていて手に入りにくい(『昔話の形態学』は何度か再販されているが、その度にすぐ絶版になる) なので、手に入りやすい読み...
下巻はウラジーミル・プロップのおとぎ話の構成や理論などについて語っている。 ウラジーミル・プロップの著作は日本では代表作である『昔話の形態学』を含め、ほぼ絶版になっていて手に入りにくい(『昔話の形態学』は何度か再販されているが、その度にすぐ絶版になる) なので、手に入りやすい読みやすいかたちで学べるのはかなり助かる。 この本だけで映画の構成や、創作に対する知識を賄えるわけではないが、手に取りやすいこの本から手を出していくのが良いかも。
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レビューはブログにて https://ameblo.jp/w92-3/entry-12790650567.html
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ロシアのプロップがおとぎ話の構造を分析したツールの紹介や、物語の細部を豊かにする環境的事実のツールを紹介。最後のチェックリストのところに予算の話が出て来て、確かにと思う。どんなに素晴らしい物語でも作る費用と想定される収益が見合わないと作れないしな。物語作家もそう言うそう言う観点を...
ロシアのプロップがおとぎ話の構造を分析したツールの紹介や、物語の細部を豊かにする環境的事実のツールを紹介。最後のチェックリストのところに予算の話が出て来て、確かにと思う。どんなに素晴らしい物語でも作る費用と想定される収益が見合わないと作れないしな。物語作家もそう言うそう言う観点を最終的に持たないと辛いよな。しかしロシア人もそうだが、こう言う構造的な理解や分析を示して一般化するのは欧米人は上手だよなと思う。ロシアを欧米に入れていいのかと言うのもあるが。ロシアは文学の巨大国家だし、蓄積もあるのかな。物語りを良くするために適切な問いを投げかけて行くのが大事だと言うようなくだりもなるほどと思った。こうした点を理解して映画を見てみることにしよう。
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上巻に続き、読みました。下巻はこの本で言うところの、「環境的事実」について。舞台設定についての分類がなされてます。 あえてこの本の難点を言いますと(いや、気にならない程度なのですが。。)翻訳の言葉が、ハリウッドやエンタメぽくなく、頭にスっと入ってこない、腹落ちしない気がします。。...
上巻に続き、読みました。下巻はこの本で言うところの、「環境的事実」について。舞台設定についての分類がなされてます。 あえてこの本の難点を言いますと(いや、気にならない程度なのですが。。)翻訳の言葉が、ハリウッドやエンタメぽくなく、頭にスっと入ってこない、腹落ちしない気がします。。 上巻に、映画の配役には「相互アクション」が大事、みたいな章があるのですが、おそらく(原文を見たわけではありません。。。)「インタラクション(interaction)」でいいのでは??? この「環境的事実」と言う言葉も、なんなんすかね。。原文がわからないのですが、もうちょいわかりやすい言葉にした方がいいんではないか。。「環境的事実」の章が結構続くのですが、このタイトルのおかげで、なんか乗り切れなかったです。。
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