落花流水 の商品レビュー
近代文学の台詞を多く取り入れていた 未来を決める高校3年生が主人公 「過去」の出来事が「現実」への不信を抱く 歪んだ愛か、それとも、純粋な愛か 私にはまだ、答えが出せない
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ふうむ、やはり田中さんシリーズのほうがいいな。かなりレベルの高い高校生たちの会話についていけないところもあったな。現役の受験生なのにこんなに書けるのってすごいとは思うよ。 問題の先生はいったいなぜあんなことをしてしまったのか、それが分からないのが一番ひっかかりました。現実には...
ふうむ、やはり田中さんシリーズのほうがいいな。かなりレベルの高い高校生たちの会話についていけないところもあったな。現役の受験生なのにこんなに書けるのってすごいとは思うよ。 問題の先生はいったいなぜあんなことをしてしまったのか、それが分からないのが一番ひっかかりました。現実には理由なんてないのかもしれないけど。
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鈴木るりかの落花流水を読みました。 落花流水の意味は 落ちた花が水に従って流れる意で、ゆく春の景色。転じて、物事の衰えゆくことのたとえ。 時がむなしく過ぎ去るたとえ。 別離のたとえ。 また、男女の気持ちが互いに通じ合い、相思相愛の状態にあること。 散る花は流水に乗って流れ去りたい...
鈴木るりかの落花流水を読みました。 落花流水の意味は 落ちた花が水に従って流れる意で、ゆく春の景色。転じて、物事の衰えゆくことのたとえ。 時がむなしく過ぎ去るたとえ。 別離のたとえ。 また、男女の気持ちが互いに通じ合い、相思相愛の状態にあること。 散る花は流水に乗って流れ去りたいと思い、流れ去る水は落花を乗せて流れたいと思う心情を、それぞれ男と女に移し変えて生まれた語。 転じて、水の流れに身をまかせたい落花を男に、落花を浮かべたい水の流れを女になぞらえて、男に女を思う情があれば、女もその男を慕う情が生ずるということです。 主人公は小さい時よりお兄ちゃんと慕っている男性が居ました。 常に思っていて、お兄ちゃんを思いながら成長していきます。 そのお兄ちゃんが、先生になり先生を目指しますが、とんでもないことが起こります。 今までの鈴木るりかの物語の中ではいまいちでした。^^;
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近所のお兄ちゃん、落合先生が下着泥棒で捕まった。文武両道、品行方正で両親と同じ教師の道に進んだ彼にずっと憧れ続け、同じく教師になる進路を決めたばかりの高校生、水咲の心は大混乱。全国ニュースで盗んだパンツ800枚と逮捕される瞬間まで流れたのに信じられない水咲の一途な暴走恋心が深刻に...
近所のお兄ちゃん、落合先生が下着泥棒で捕まった。文武両道、品行方正で両親と同じ教師の道に進んだ彼にずっと憧れ続け、同じく教師になる進路を決めたばかりの高校生、水咲の心は大混乱。全国ニュースで盗んだパンツ800枚と逮捕される瞬間まで流れたのに信じられない水咲の一途な暴走恋心が深刻にではなくコミカルに描かれているのが瑞々しい。幼馴染みの二人、愛海と聖二のギリギリを攻めた茶化しっぷりが重くなりそうな内容を軽やかにしている。そのネタが三人が文藝部(藝の漢字にこだわりあり)だけあって様々な文学要因から持ってきてテンポ良く進むのが楽しい。落合家の事情が描かれないのが逆にリアルだ。高校生から見た事件ってこんなもんだと思う。最後の水咲の願い、届くといいな。
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作品紹介では、「読後爽快」とありましたが、私は全く爽快ではなく、そんなに完璧な人が、何故そんな事をしたのか?もしかして、病気、例えば若年性認知症とか?などと考えてしまいました。 しかし、高3受験生で執筆したことがまず凄いですし、少し新しい世界に進んだような印象でまだまだ期待したい...
作品紹介では、「読後爽快」とありましたが、私は全く爽快ではなく、そんなに完璧な人が、何故そんな事をしたのか?もしかして、病気、例えば若年性認知症とか?などと考えてしまいました。 しかし、高3受験生で執筆したことがまず凄いですし、少し新しい世界に進んだような印象でまだまだ期待したい。が、本書は小学生でも大人でもなく、高校生以上にお薦めしたいかな。
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散り落ちる花と流れる水を意味する『落花流水』。 なんて素敵なタイトルだろうと頁を開けば、もうそこはるりかワールド。 「パンツ」の文字がこれでもかと登場し、一冊読了までに何度噴出した事か。 物語は主人公の初恋相手が下着泥棒で連行される場面から始まる。 頭脳明晰、運動神経抜群、性...
散り落ちる花と流れる水を意味する『落花流水』。 なんて素敵なタイトルだろうと頁を開けば、もうそこはるりかワールド。 「パンツ」の文字がこれでもかと登場し、一冊読了までに何度噴出した事か。 物語は主人公の初恋相手が下着泥棒で連行される場面から始まる。 頭脳明晰、運動神経抜群、性格も良く完璧と思っていた初恋相手の逮捕。 冤罪を信じたい主人公のピュアな心が、自分が遥か彼方に置いて来た純粋な気持ちを思い出させてくれる。 豊富な知識量から繰り出されるネタの数々に、頰も口元もゆるみっぱなし。 瑞々しさが溢れ出す青春ラブ・コメディ。
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鈴木さんの小説は全部読んでいますがこの作品は成長を感じさせられるものでした。 ハッピーエンドではないところやその後の展開が気になるところも素晴らしいと思います。
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さよなら田中さんを読んで、他も読んでみたくなりこちらを読んでみた。 独特の世界観が笑えるし泣けた。 こんなハイレベルな会話をする高校生が居るのか? 信じる者は救われる。 救いたいと思ってくれる人が居れば救われる人がいる。 水咲の思いが救われますように。。。 読み終わると表紙...
さよなら田中さんを読んで、他も読んでみたくなりこちらを読んでみた。 独特の世界観が笑えるし泣けた。 こんなハイレベルな会話をする高校生が居るのか? 信じる者は救われる。 救いたいと思ってくれる人が居れば救われる人がいる。 水咲の思いが救われますように。。。 読み終わると表紙の絵がますます素敵にみえる。
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鈴木るりかさん、パワーアップしていた! 頭もさらにハイ回転で執筆しているのでしょうね。 主人公を含む幼馴染たちとの高校3年生3人の会話が、るりかさん、昭和から生きていた人かと思う。 ふいに「明るい農村」「加山雄三が言うならわかるけど」「もう頰づえはつかない」頁が進むにつれ、古...
鈴木るりかさん、パワーアップしていた! 頭もさらにハイ回転で執筆しているのでしょうね。 主人公を含む幼馴染たちとの高校3年生3人の会話が、るりかさん、昭和から生きていた人かと思う。 ふいに「明るい農村」「加山雄三が言うならわかるけど」「もう頰づえはつかない」頁が進むにつれ、古典文学・俳句・海外ドラマ・社会的事件・芸能、もうさまざまフレーズとダジャレが飛び交う。 本来のストーリーがわからなくなりそうになる。 これは、小説漫才と言わせていただこう。 (本当は女子高生恋愛小説?)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館にて。 今までの作品とは一味違っていて、いい意味で裏切られた。 まさかの下着泥棒。 屈折した青春物、成長物語といったところか。 友達同士の会話もすごくいい。 作者の鈴木るりかさん、実年齢でも成長していって、いろんな経験をしていっているのだと思う。 その時の彼女にしか書けない世界をこれからもずっと見せてほしい。
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