映画監督になる方法 の商品レビュー
映画監督になるためのノウハウが書かれているものかなぁと想像しながら、書店で本書を手に取った。13人の映画監督へのインタビュー集のようだ。一人目の木下半太監督のところを読む。映画監督になる方法はそっちのけで、人生そのものが映画になりそうで面白いではないか。 映画監督という職業は、万...
映画監督になるためのノウハウが書かれているものかなぁと想像しながら、書店で本書を手に取った。13人の映画監督へのインタビュー集のようだ。一人目の木下半太監督のところを読む。映画監督になる方法はそっちのけで、人生そのものが映画になりそうで面白いではないか。 映画監督という職業は、万人が目指すものではなく、どうすればなれるのかが、確立されていないようだ。13人の映画監督は、それぞれ苦労を苦労と思わず試行錯誤を重ねて現在に至っている。映画監督になりたくて本書を手にした人は自分の目指すものがいかに険しい山なのかを再認識できるだろう。好きなことをやるには、そのためにできることを手を抜くことなくやり切る力が大事なのだ。監督自身が何を表現したいのかを皆さんなりの方法で、とことん考えている。伝えたい何かをどんな方法で届けるのか?映画という作品一つでも、衣装、ロケ地、脚本、撮影など、それぞれの表現方法でも伝え方は無限に存在している。全ての力をまとめあげて一つの作品になる。映画の魅力の一つを垣間見れる一冊だった。
Posted by
- 1