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針と糸 の商品レビュー

3.8

85件のお客様レビュー

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2025/01/28

著者の小川糸さんが、ドイツのベルリンと日本で生活した中での色々な思いを語っています。本屋さんで、立ち読みして面白かったので、購入しました。ベルリンでの暮らしのことを読んでいて、はっとしたことは、ベルリンの人たちは、自分たちの使った物で、不要になったものは、家の外に置いておき、必要...

著者の小川糸さんが、ドイツのベルリンと日本で生活した中での色々な思いを語っています。本屋さんで、立ち読みして面白かったので、購入しました。ベルリンでの暮らしのことを読んでいて、はっとしたことは、ベルリンの人たちは、自分たちの使った物で、不要になったものは、家の外に置いておき、必要な人がもらっていく、ということが習慣になっているとのことです。物が無駄にならないし、エコで環境にやさしいし、日本でも取り入れたらいいなと思う、生活の知恵だと思います。その他、色々と、読んでいて、勉強になりました。

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2025/01/27

ご家族について書かれているとのことで手に取りました。 ”血の繋がりを信用していない” そう潔く記してくれたことで 私はすごく心が軽くなりました。 様々な葛藤がありながらも 自身と向き合い逞しく生きてこられた糸さん 心の重さを深く感じ取られてきた糸さんだからこそあたたかい作品...

ご家族について書かれているとのことで手に取りました。 ”血の繋がりを信用していない” そう潔く記してくれたことで 私はすごく心が軽くなりました。 様々な葛藤がありながらも 自身と向き合い逞しく生きてこられた糸さん 心の重さを深く感じ取られてきた糸さんだからこそあたたかい作品が紡ぎ出せるのだと感じました。 これからも糸さんの作品を楽しみに生きていきたいです。

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2024/12/09

ツバキ文具店の世界が好きだ。 ということは、小川糸さんが好きだ。 きっと、とても恵まれた環境で 真っ直ぐに育ってきた方なんだろうと、 勝手にイメージしていた。 それは、違ったようだ。 お母様のことを 初めて語ってくださった。 語ることが供養になる、と。 親が子に手をあげるって、...

ツバキ文具店の世界が好きだ。 ということは、小川糸さんが好きだ。 きっと、とても恵まれた環境で 真っ直ぐに育ってきた方なんだろうと、 勝手にイメージしていた。 それは、違ったようだ。 お母様のことを 初めて語ってくださった。 語ることが供養になる、と。 親が子に手をあげるって、 子供にとっては とんでもない恐怖だし、 誰にも相談できないし、 大人になったからといって 許せるものでも消せる過去でもない。 ああ、だからこそ、 ツバキ文具店の優しい世界に繋がっているのかな。 いろんな感情を経験しているからこそ ひたすら穏やかであたたかい世界が描けるのかな。 ベルリンでの暮らしぶりは 海外在住の初期に感じる その国の素晴らしさ発見の連続を わかりやすく書いてくれている。 住むところって選べるんだよなあ。 私なら、どこを選ぶ? どの国を選ぶ? あー、知らなさすぎて 選択肢すら出てこないや。 人生の後半を 自由に広がりながら過ごすのか、 小さく縮こまりながら生きるのか? 私は後者になりつつある。 若い頃の翼は どこへ行ってしまったのだろう? 小川糸さんは 前者だな。やっぱり好きだ。憧れる。 素敵な作家さんだ。

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2024/11/27

毎日新聞を購読しているのに、日曜版ではあまり読んでいなかった。もったいない。 私の針と糸。どんな人生を縫い上げるのだろう。

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2024/10/27

ドイツでの買い物の話が好きだった! 色んな場所に身を置きたくなることに勝手に共感しながら、楽しく読ませていただきました!

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2024/10/27

ドイツでの暮らしや生活の基準や考え方の変化を綴った小川糸さんのエッセイ。 丁寧な暮らしや、オンとオフの付き合い方など見習いたい。

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2024/10/17

ベルリンとハンブルクに住んでいたことがあるのでとても懐かしく思いながら読みました。帰国後長い間日本での生活を楽しみましたが、また戻りたい気持ちが残っていることに気づかされた。

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2024/10/14

表と裏。そんな印象。 実際は全然知らないが、彼女に大きく影響を(良い意味でも悪い意味でも)与えていたお母様が亡くなり、ドイツとの二拠点生活という今まで生活から少しズレた?ところから見えてきた、いままでの生活の総評というか、年齢的にも人生折り返しに近いのか、次に進むための気持ちをま...

表と裏。そんな印象。 実際は全然知らないが、彼女に大きく影響を(良い意味でも悪い意味でも)与えていたお母様が亡くなり、ドイツとの二拠点生活という今まで生活から少しズレた?ところから見えてきた、いままでの生活の総評というか、年齢的にも人生折り返しに近いのか、次に進むための気持ちをまとめ?的なエッセイなのでは。

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2024/09/25

お母様との関係のお話、読めて良かったなと思った。確執がある親子関係の話を聞くことはなかなかなかったけれど、亡くなられたあともお母様を大切に思っていらっしゃる姿に親子というものを考えさせられた。 なくなったものを嘆くのではなく、手のひらにあるものを大事にしていこう、みたいなフレーズ...

お母様との関係のお話、読めて良かったなと思った。確執がある親子関係の話を聞くことはなかなかなかったけれど、亡くなられたあともお母様を大切に思っていらっしゃる姿に親子というものを考えさせられた。 なくなったものを嘆くのではなく、手のひらにあるものを大事にしていこう、みたいなフレーズが印象に残った。 ラトビアもドイツも行ってみたいな〜

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2024/09/22

小川糸さん、好きな作家さんの一人。 とはいえ…申し訳ないが糸さんのエッセイは数冊読んだが小説はデビュー作の「食堂かたつむり」しか読んでいない(..) 糸さんの小説は出版される度に手に取りチラ見したり情報はたくさん入手している。笑 読んでもいないのに糸さんの小説は「命」と「食」の二...

小川糸さん、好きな作家さんの一人。 とはいえ…申し訳ないが糸さんのエッセイは数冊読んだが小説はデビュー作の「食堂かたつむり」しか読んでいない(..) 糸さんの小説は出版される度に手に取りチラ見したり情報はたくさん入手している。笑 読んでもいないのに糸さんの小説は「命」と「食」の二本柱と勝手に思い込んでいる(^^; 「食」は良い!ただこの「命」というヤツが…自分にとっては難関で他の作家さんであってもこれを直視するような小説は避けて生きてきている。 ならなぜ糸さんに惹かれるのか… そう、糸さんのお人柄に惹かれている。(といっても雑誌やエッセイでの情報しかないけれど…^^;) 雑誌やテレビの番組欄で糸さんを見かけると「あっ!」とチェックしてしまう。 「衣食住」に対する姿勢や人生への向き合い方に魅力を感じる。 けれど然程多数の作品に触れきているわけではないのになんでこんなに糸さんが気になるのか自分でも不思議だった…が、本書で謎が解けた。 本書第二章!ここが私の鍵だったのだ! 人として育つ幼少期…人間の根底が…これがあるから自分はこんなにも糸さんが気になったんだなぁと納得! 本書を読んで、以前読んだ数冊も含め、糸さんの作品をたくさん読んでいこう!と改めて思う。 きっと今までとは違ったものを感じるであろう。 そしてきっとこの「針と糸」は今後何度も手に、目にする一冊になると確信。 「血縁というのは、時に厄介で、手ごわい。絆にも、呪縛にも、両方なりえる怖さがある。」 この言葉に…そして本書「針と糸」に…救われた。 自分も糸さんのように生きていこう。

Posted byブクログ