図説 花開くアメリカ児童文学 の商品レビュー
アメリカ児童文学 って、何を連想しますか? 『トム・ソーヤ』『赤毛のアン』『オズの魔法使い』… 児童文学は、ヨーロッパ文化だけじゃないんです。 移民・開拓・荒野……アメリカ文化を生み出した背景と共に、強く生きるひとたちの物語を紐解く一冊です。 図書館スタッフ
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勉強になりました。 児童文学を通して、その時のアメリカの時代に触れる事ができます。 児童文学そのもの以外にも、電話や列車など、当時のアメリカの文明・文化の状況も記載されており、より理解が深まります。 作家は女性が多い。生活の支えにするため、執筆活動をする人もいた。一方奴隷制...
勉強になりました。 児童文学を通して、その時のアメリカの時代に触れる事ができます。 児童文学そのもの以外にも、電話や列車など、当時のアメリカの文明・文化の状況も記載されており、より理解が深まります。 作家は女性が多い。生活の支えにするため、執筆活動をする人もいた。一方奴隷制や差別などへの問題提起として作品を書く、という側面もあった。 その時の作者の状況があって、その状況を受けて児童文学が作られる。まさに時代が反映されているんだなと実感しました。 良いと思った点3つ ①児童文学には時代が反映されているんだなと実感できた ②読んでみたい作品を見つけることができた ③日本の作品もそうなっているのか疑問を持つことができた
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19世紀半ば~20世紀初頭のアメリカ児童文学。 物語の舞台となった時代、その背景等を、 作品の紹介と共に、分かり易く解説。 第1章 19世紀 ヤンキー文学とその周辺 第2章 19世紀後半~開拓者たち 第3章 孤児の文学 各章にTopics,Column。 目次の次に、本書で使用...
19世紀半ば~20世紀初頭のアメリカ児童文学。 物語の舞台となった時代、その背景等を、 作品の紹介と共に、分かり易く解説。 第1章 19世紀 ヤンキー文学とその周辺 第2章 19世紀後半~開拓者たち 第3章 孤児の文学 各章にTopics,Column。 目次の次に、本書で使用した書籍一覧と、本書で取り上げた 主な作品と舞台(アメリカの地図)。 参考文献、年表有り。 「若草物語」「アンクル=トムの小屋」「トム・ソーヤーの冒険」 「大草原の小さな家」「仔鹿物語」「シートン動物記」 「あしながおじさん」「少女レベッカ」「赤毛のアン(カナダ)」 「小公子セドリック」「オズの魔法使い」など、 アメリカの建国から紡がれる歴史の中で花開いた、 19世紀半ば~20世紀初頭のアメリカ児童文学を、 簡潔に作者やあらすじと共に、豊富な資料や画像を添えて紹介。 また、Topicsとして、ピューリタン、ヤンキー、 奴隷制度と黒人差別、クエーカー教徒、蒸気船、禁酒法、 「天路歴程」、スペイン風邪、開拓民と先住民、 バッファロー、銃、鉄道、学校と教師、孤児、 通信手段、自動車と事故、政治、本・雑誌や図書館等、 作品が描かれた背景にあるものを多数、解説しています。 アメリカの絵本の創世記についても記述有り。 孤児の物語が多い理由、「エレン物語」の大ヒットや 「少女ポリアンナ」の及ぼした影響なども。 アメリカ児童文学を改めて読んでみたくなる、指針になります。 また、N.C.ワイエスやジェシー・ウィルコックス・スミス等の 挿絵が多く掲載されているのも、眼福でした。
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