聖獣 の商品レビュー
空想上の生物と神使(しんし)、持物(アトリビュート)がいろいろと登場する。 紹介が半頁では物足りない。(もっといろいろな例を観たい) 「おわりに」より 二面性ではなく解釈の違いにより聖獣と魔獣、奇跡と妖術になっていく。どちらと見るかは人の心次第。 本文より 人の想像力の限界か...
空想上の生物と神使(しんし)、持物(アトリビュート)がいろいろと登場する。 紹介が半頁では物足りない。(もっといろいろな例を観たい) 「おわりに」より 二面性ではなく解釈の違いにより聖獣と魔獣、奇跡と妖術になっていく。どちらと見るかは人の心次第。 本文より 人の想像力の限界か。聖獣も怪物も、神が創った生物を組み合わせただけの姿が大半。
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伝説の聖獣、空の聖獣、地の聖獣、水の聖獣と4分類されている。 伝説の聖獣といっても実在する獣のキメラが多い。 現実の鳥獣も架空の生態を付与されて、伝説の聖獣と大差ない。 「モローはなぜか母親の死の直後から魔性の女を描かなくなり」という指摘は興味深い。 57頁、ロレンツォ...
伝説の聖獣、空の聖獣、地の聖獣、水の聖獣と4分類されている。 伝説の聖獣といっても実在する獣のキメラが多い。 現実の鳥獣も架空の生態を付与されて、伝説の聖獣と大差ない。 「モローはなぜか母親の死の直後から魔性の女を描かなくなり」という指摘は興味深い。 57頁、ロレンツォ・ロットの『受胎告知』は面白い。
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10冊出さないといけないので、題材に困った感のある一冊。沢山の生き物が取り上げられているが、掘り下げは浅い。
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・「尾を噛む」という意味のギリシャ語がウロボロス。自らの尾を噛む蛇や竜の図像は、事物の境界や自己完結性、永遠不滅や永劫回帰の象徴として古今東西の文化に見られ、心理学者C・G・ユングは人類共通の「元型」のひとつと見なしています。 ・自ら倒した巨人パラスの皮で作った盾を持つ軍装のア...
・「尾を噛む」という意味のギリシャ語がウロボロス。自らの尾を噛む蛇や竜の図像は、事物の境界や自己完結性、永遠不滅や永劫回帰の象徴として古今東西の文化に見られ、心理学者C・G・ユングは人類共通の「元型」のひとつと見なしています。 ・自ら倒した巨人パラスの皮で作った盾を持つ軍装のアテナを「パラス・アテナ」と呼び、クリムトらウィーン分離派は自分たちの芸術革新運動の守護神と定めました。
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天使より聖獣の方がやっぱりなじみがあって読みやすかったです。 想像上の聖獣と実在の聖獣の両方が載っていてよかったです。 好きだったのはレオン・ボナの『青年サムソン』とギュスターヴ・モローの『ユノに不平を言う孔雀』。
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