天使 の商品レビュー
宗教絵画で登場する天使達。 何も考えずに鑑賞して来た私。 この歳になって、天使の位階が、ある事を知った。 この本は、直ぐに読めると思っていたのだが、今まで、素通りの如く、イエス様やマリア様の、添え物(?)のように眺めていた。 奥が深いと感じた本である。 聖母被昇天の祭日が...
宗教絵画で登場する天使達。 何も考えずに鑑賞して来た私。 この歳になって、天使の位階が、ある事を知った。 この本は、直ぐに読めると思っていたのだが、今まで、素通りの如く、イエス様やマリア様の、添え物(?)のように眺めていた。 奥が深いと感じた本である。 聖母被昇天の祭日が、8月15日とp33に掲載されていた。 多くの人達が、戦争で亡くなった。 天使達は、p49のような 宇宙エレベーターで天国へ行ってくれたのだろうか? 最後の方のクレーの作品は、ピカソ的なのか? 絵画の良さが、理解出来ない私であった。 本の値段が、1650円と言うのも、少し高い感じがするけど、絵画精密さを考慮すると、妥当なのかもしれない。
Posted by
白のシリーズは前作、黒のシリーズと比べて図書館のリクエストが少ない。 みんな飽きちゃった?続巻発売が知られていない?今回は不人気? このシリーズでの発見は初めて! 天使には多くの位階があり、絵画に描かれることの多い天使は案外、下っ端だった。 上級天使は下等な人類の相手をしないか...
白のシリーズは前作、黒のシリーズと比べて図書館のリクエストが少ない。 みんな飽きちゃった?続巻発売が知られていない?今回は不人気? このシリーズでの発見は初めて! 天使には多くの位階があり、絵画に描かれることの多い天使は案外、下っ端だった。 上級天使は下等な人類の相手をしないから絵画の題材になる事も少ない。 「おわりに」にも書かれているが仏教の飛天は翼が無くても飛べる。天使は飛ぶのだから翼があって当然、という考えだろうが背中に翼を付けただけで飛べるという考えにダ・ヴィンチでさえ不思議に思わなかったのだろうか。 位階に異議あり?という意見があったそうで著者がYoutubeで再販時に修正したいと言っていた。再販できるように皆さん、買いましょう(笑)
Posted by
表1カバーは『受胎告知』のガブリエル。ダ・ヴィンチは『岩窟の聖母』でウリエルを描いているから、四大天使の半分を描いたことになる。 大天使は天使の9階級の下から2番目。この機会に9つを憶えてしまう。 ムリーリョの描く聖母マリアは神々しい。シュヴァーべの描く死の天使は濃緑色の翼...
表1カバーは『受胎告知』のガブリエル。ダ・ヴィンチは『岩窟の聖母』でウリエルを描いているから、四大天使の半分を描いたことになる。 大天使は天使の9階級の下から2番目。この機会に9つを憶えてしまう。 ムリーリョの描く聖母マリアは神々しい。シュヴァーべの描く死の天使は濃緑色の翼と衣が印象深い。 幻視者ブレイクは本当に天使の姿が視えていたのだろう。夭折の人形作家 天野可淡さんは「妖精の声が聞こえる」とおっしゃっていた。ご本人からうかがった話。
Posted by
天使絵画に関する入門絵本。 天使学ではない。 西洋美術史で避けて通れない宗教画、その添え物として、神の威光を華やかに彩る天使たち。 彼らが何を表しており、また彼らがどの様に表されているのかを簡単にまとめたもの。 そんなに突っ込んだマニアックな話は書かれていない。 図版も西欧美術の...
天使絵画に関する入門絵本。 天使学ではない。 西洋美術史で避けて通れない宗教画、その添え物として、神の威光を華やかに彩る天使たち。 彼らが何を表しており、また彼らがどの様に表されているのかを簡単にまとめたもの。 そんなに突っ込んだマニアックな話は書かれていない。 図版も西欧美術の定番の作品を紹介している。 美術で大きな絵画の主題・主役になりづらいがその存在感を発揮していることを改めて思う。 『山田五郎 オトナの教養講座』( https://www.youtube.com/channel/UCq1r8Nq3nwI9VhvyiwcpF2w )毎週楽しみにしている。
Posted by
・西洋絵画を鑑賞する際に天使と間違えがちなのが、ギリシャ神話のエロス。ローマ神話でいうクピド(英語でキューピッド)またはアモル(愛)です。特にルネサンス以降はキリスト教美術における天使の表現がより人間らしくなってエロスに似てくるため、場面や持物で区別するしかありません。ちなみに天...
・西洋絵画を鑑賞する際に天使と間違えがちなのが、ギリシャ神話のエロス。ローマ神話でいうクピド(英語でキューピッド)またはアモル(愛)です。特にルネサンス以降はキリスト教美術における天使の表現がより人間らしくなってエロスに似てくるため、場面や持物で区別するしかありません。ちなみに天使でもエロスでもない単に羽の生えた幼児は、プットーと呼ばれます。 ・死の天使は死神とは違い、死を運ぶ存在ではありません。亡くなった人の魂を天国へと運ぶ案内役。日本語でいう「お迎え」です。ここでも筆頭は、聖母マリアに死と被昇天を告知したとされるミカエル。彼は「魂の秤」で死者の罪の重さを量るともいわれます。一方、ユダヤ教の堕天使サマエルは、死をもたらす悪魔の意味で死の天使と呼ばれるようです。
Posted by
表紙のレオナルド・ダ・ビンチの受胎告知は、 ウフィツィ美術館ではなく東博、東京国立博物館で観た。 クラーナハ、エルグレコも国内で観た事があるという様なことを思い出させてくれた。 五郎さん商売うまいね。
Posted by
天使に階級があるとは!面白かった。そして見分け方などが書かれていたのも興味深く、今後絵画を鑑賞する際に参考になりそう。
Posted by
使われている絵画はさすがに、よい選択をしている。 天使の分類が面白い。セラフィムとかケルビムにも、ちゃんと日本語訳が用意されているなんて知らなかった。巻末のクレーの天使画は必見。
Posted by
天使はやっぱりなじみがなくて、美童よりはすらすらは読み進められなかったけれど、でも、絵画に出てくる天使の見方は分かったような気がします。 とりあえずセラフとケルビムは。 この本で一番好きだった絵は レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レインの『トビアの家を去る大天使ラファエル...
天使はやっぱりなじみがなくて、美童よりはすらすらは読み進められなかったけれど、でも、絵画に出てくる天使の見方は分かったような気がします。 とりあえずセラフとケルビムは。 この本で一番好きだった絵は レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レインの『トビアの家を去る大天使ラファエル』でした。 あと、天使単体としてはジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロの『アブラハムと三人の天使』の真ん中の天使のたたずまいが好きです。
Posted by
西洋画の「天使」を集めた画集。 10種類のテーマがあり、‘類を見ない‘ものであれば楽しめただろうけど、「天使」はなぁ…。 贅沢な造りとコンパクトさは感じたので、そこに価値を感じるならばよい良い評価になるだろう。
Posted by
- 1