フールナイト(3) の商品レビュー
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【あらすじ】 人を殺し回る殺人霊花にどう立ち向かう!? ぶ厚い雲に覆われ陽が差さなくなった遥か未来の地球。植物が枯れ酸素も薄くなった世界。しかし人類は、人を植物に変える技術を開発し、わずかな酸素を作り出して生き延びていた。先の見えない世界でも人として生きるか、苦しみを捨て、植物として新たな生へ踏み出すか。人々は選択を迫られるーー ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 感想は最終巻にまとめて記載予定です。
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3巻も様々な闇が深い。 冬と夜だけの闇と、生活面での闇が濃いです。酸素税で呼吸するにもお金が必要。 2巻だったか「囚人を麦にして作った密造酒」が出てきた時に薄っすら思った(野菜も転花した人から作るのかな…の描写も今後出てきたりするのか?)が現実味を帯びてきた、「人造家具」。この世界でも木造を求める謎ステイタスが狂った富裕層にはありそうなので。野菜食べる謎ステイタスもありそう。 アイヴィーそりゃあ復讐に生きてしまうわ。トーシローを仲間と思ってたけど本当にこれで退場なのかな。カギカズラ…やっぱり有益な植物を転花先には選んでるのか一応。 続きもますます気になります。
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退屈な部分はあるが、後半は一息に読んで、ますます重くなって胸にくる。最後の泪は真意を想像させていい。
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救いがない。でも、面白い。読む手が止まらない。今作は、さらに生々しさが増してきた。 余命短い人を植物にするふしぎな世界観なのに、現代の格差社会を推し進めたようなリアルさが、現実と地続きの世界のような不気味さ。もっともらしいことを言うが実現的でないことをいう反対派。取り急ぎ、人を植...
救いがない。でも、面白い。読む手が止まらない。今作は、さらに生々しさが増してきた。 余命短い人を植物にするふしぎな世界観なのに、現代の格差社会を推し進めたようなリアルさが、現実と地続きの世界のような不気味さ。もっともらしいことを言うが実現的でないことをいう反対派。取り急ぎ、人を植物に転花するという効果的な……しかし、人道的とは言い難い策を打つ国。「なりふり構わず本気になれば、別の手を打てるのでは?」。しかし、そのためにはきっと、国が、世界が全力でそちらに向かう必要がある。それは、きっと疲弊したこの世界では無理なのだ。そんな、疲れてしまった世界が、このcovid-19で膿みつつある世界の成れの果てのようにも見えてしまって、思わず目を背けたくなる。 そんな世界のキャラクターたちも、それぞれ全く違った背景で利害のある想いを抱え、動く。ままなさなさを描く。徹底的に。だから、それが面白い。つらいけど、今読むべき漫画だ。
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