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仙厓BEST100 ARTBOX の商品レビュー

4.4

5件のお客様レビュー

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2024/06/20

ニュースを見ていても心がどんよりするニュースばかり先行きが不安になる、なんだか心が重くなる。心が落ち着く本を読みたいと思う。そんな時に他の方のレビューでこの本を知って、表紙を見てすぐに飛びつく。でも、図録という感じなのでお値段がお高めで一旦図書館で借りてくる。 禅画というものは...

ニュースを見ていても心がどんよりするニュースばかり先行きが不安になる、なんだか心が重くなる。心が落ち着く本を読みたいと思う。そんな時に他の方のレビューでこの本を知って、表紙を見てすぐに飛びつく。でも、図録という感じなのでお値段がお高めで一旦図書館で借りてくる。 禅画というものはどこかでみたことがある気がするけど、あまり気にもとめてなくて、今回改めて仙厓 義梵を知る。まず表紙の絵をみたらなんだか気が抜けて、気張らなくてもいいんだよーと言われているような気やすい感じで一気に親しみを覚えた。本当は禅画なので「指月布袋画賛」という題名でもっと難しい意味が込められているのだけど、第一印象が「やわらかそうで、かわいい」だった。仙厓さんと親しまれていた住職さんだけのことがあり、絵に人間力と人間味が溢れていて絵とその解説を読んでいくと心が落ち着いてくる。絵と一緒にぱぱっと書かれた一言が深い。考えさせられるけど、楽しい、かわいい、愛らしい、面白いという気持ちが勝つ。 もちろん緻密な禅画もあるのだけど、緻密から一筆書きのような簡単なものへ表現がかわっていくところが面白い。買おうかな、もっと眺めたいな、と思いながら読了。実物が展示されたら今度は見てみたい。張り巡らすアンテナが一つ増えた感じ。

Posted byブクログ

2023/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんか好きなのよねこの人の絵。 スゲえ有名らしいけどあんま知らんのよ。 色々解説もあるが、そっちはあんま読んでない。 絵ばっか見てる。 それでよいと思う。

Posted byブクログ

2023/09/13

博多の仙厓さんとして親しまれた仙厓義梵の、生涯と教え、 そして約1,000点から成る出光コレクションを主とした 作品から、人気のある名品100を、紹介し解説する。 ・はじめに ・仙厓の生涯 1章 THE仙厓BEST100 2章 画法学びて不自由なり 3章 仏の教え、禅の教え 4章...

博多の仙厓さんとして親しまれた仙厓義梵の、生涯と教え、 そして約1,000点から成る出光コレクションを主とした 作品から、人気のある名品100を、紹介し解説する。 ・はじめに ・仙厓の生涯 1章 THE仙厓BEST100 2章 画法学びて不自由なり 3章 仏の教え、禅の教え 4章 人生訓は、ちょっと辛口で 5章 「厓画無法」の世界 6章 「ゆるさ」の効用 7章 九州風土記―名所巡り 8章 自在―無法の書の魅力 9章 遺愛の品々 ・仙厓略年譜 ・出光美術館と仙厓 ・掲載作品一覧 ・出光美術館インフォーメーション 参考文献、参考図録有り。 出光佐三が蒐集した、出光コレクション。 その中でも、愛し蒐集した仙厓の作品は約1,000点にも成る。 その第一号は「指月布袋画賛」。 佐三の最後の蒐集は「双鶴画賛」。 それらを収蔵している出光美術館が、 仙厓の人気のある名品100と、仙厓の生涯と教えについて、 紹介し、詳しく説明している。 禅の教えは、心から心へと伝えられるもの。 “仙画無法”で描かれた作品は、弟子たちや庶民の心に響き、 ゆるふわであれど、ちょっと辛口に諭してくれる。 まさに呵々大笑の愉しさ。画中にセリフや説明書き、 犬の鳴き声、ボヤキまで書いてしまう大らかさ。 隠棲してからの自由な旅の楽しさ。庶民への温かい眼差し。 そして、これだけ多くの作品が残っていることへの驚き。 2007年にたまたま行った出光美術館で開催されていたのが、 「没後170年記念仙厓展」。それが仙厓さんとの出会いでした。 ガチガチの美術の見方をしていたのが、 この作品群の波に揉まれて、自由の凄さに刮目しました。 たとえ稚拙に見える画でも、心に響くモノが潜んでいる様を 体現出来るということに、驚かされました。

Posted byブクログ

2022/02/21

仙厓 仙厓ですら 苦行の先には 寺を持ち弟子を持ち檀家を持ち 〜丸三角四角〜 抽象画にも サインをあらわし 落款を押し 花押を添える 悟とは奥が深いモノだと ふと思う

Posted byブクログ

2022/02/19

仙厓は江戸中期の禅僧。終焉の地博多で禅寺の世住持となり、人々の求めに応じて多くの禅画を描き与え、「仙厓さん」として親しまれた。 本書はそんな仙厓が生涯に描いた数千点とも推測される画の中から出光美術館が所蔵する作品を中心に100点を紹介している。 絵なのでこれは見ていただくしか...

仙厓は江戸中期の禅僧。終焉の地博多で禅寺の世住持となり、人々の求めに応じて多くの禅画を描き与え、「仙厓さん」として親しまれた。 本書はそんな仙厓が生涯に描いた数千点とも推測される画の中から出光美術館が所蔵する作品を中心に100点を紹介している。 絵なのでこれは見ていただくしかないが、現代のゆるキャラに通じるようなユーモラスなものや、〇△□だけの非常にシンプルものが多く、庶民に愛されたというのも納得できる。 なお、本書では仙厓の若いころの模写作品も掲載されていて、それからは仙厓が高度な画力を持っていることがわかり、後年のシンプルな絵柄は単なるヘタウマではなく、高い描写技術を経たうえで、最終的にたどり着いた一種の境地だったのでは、と思った。この点では、ピカソに通じるものがあるような気がする。 ぜひ画像検索で仙厓の作品を観ていただきたい。 いずれ出光美術館に生の仙厓作品を観にいきたい。

Posted byブクログ