大人になったら、 の商品レビュー

畑野智美(著者)

2022/06/26

『大人になったら』
大人ってどういうのがおとな？
大人の恋愛物語と帯に書いてある。
近頃はガッツリな恋愛小説は読まないけれど手に取ってみました。

３５歳、独身女性、葛城メイ（カフェ店員）が主人公の日常の話。
仕事のこと、結婚のこと、彼氏、恋愛のこと、友達のこと。
３５歳で独身は周りの人は色々と気になるようだし、メイ自身も色んなことを考えさせられていた。

「３５歳で独身の何が悪い。」
「色んな考え、生き方があるんだからよいじゃないか」』と読みながら心の中で文句を言っていました（笑）
カフェ勤務でのお客さんとの出会い、高校時代からの友達の繋がり、転勤、そんな日常の中の穏やかな恋愛の入り口で物語は終わりました。
ドキドキ、はらはらは無かったけれど、共感出来る所もあって読みやすい作品でした。

2022/06/22

小学生の頃、よく大人になりたいと思っていたことを思い出した。大人になれば自分のことを自分ですべて決めることができて、やりたいことだけやれる存在になれると思ってた。

でも大人といっても、本能と理性の狭間で悩まされることがたくさんあって。なんでもかんでも思うがままに生きれない、求められる姿に応えつづけなきゃいけない、そんな苦しさがあることを知った。恋も仕事も現状維持がベストなわけではなくて。

まだ30になるまでには結構な時間があるが、格好いいと思っている大人な人たちの心の内側を覗くことができた。あと杉本くん可愛かった。

2022/06/14

20220609

自分と同じような境遇の人の話かな、と思い読んでみた！思ったよりハマらなかったかな〜

一歩踏み出すだけで新しい人間関係が始まったり、それが恋に発展したり、、はじめの一歩という行動力って本当に大事。

2022/06/07

変わらない毎日と変わらない自分なのに、変化が求められることと実は変化を望んでいる自分と。同じじゃいられない。

大人になったら、当然そうなると思っていたのに、そうではない現実と。

2022/06/04

子供の時、学生の頃は顔がタイプとか、面白いからとか、足が速いからとか、勉強ができるからって理由で好きかもって思うことができるし、学校やバイト先とかで無理しなくても会える状況が多い、

でも大人になってくるとやっぱり結婚を考えたりして、経済状況やお金の使い方だったり、家事の仕方だったり、タイプだけじゃ括れないことが増える

大人になればなるほど実は理想だったり相手に求める条件も具体的になっていく

だから学生の時みたいに一回付き合ってみようとか、簡単に考えられなくなる

好きってなんだろう、恋ってなんだろう

もう理想とか求めないから普通の人がいい。
じゃあ普通って何？って
考えれば考えるほど沼にハマっていく感じ

でも意外と大人だからこそ、いろんなことを考えてしまうからこそ、学生の時みたいな簡単な始まりの方がハマるんじゃないかって思う
この気持ちは好きという感情なのだろうかって悩み始めたら好きまでとは言わなくても確実に気になっているんだから、
それをまず受け入れて相手に伝える

人と人の問題なのだから、相手にきちんと伝えること。これに尽きると思う

2022/06/02

派手な出来事は起こらず、でもじんわりとくる。このように自分自身を見つめ直しながらゆっくり進む恋愛小説がまた読みたいです。

2022/06/01

恋人もいない、仕事が最優先でもない、35歳の独身女性の主人公。

『恋愛や結婚が全てではないと思っても、好きな人といっしょにいることがいい人生という気がする』

同年代として共感する思いが綴られている。『命より大切』と思える存在に出逢いたい。

2022/05/27

たんたんと進んでいくお話！

盛り上がるわけでもなく…
ドキドキすることもなく☆彡
そういう話が好きな人にはいいかな！

2022/05/22

メイさんのお話。
年を重ねて、仕事と自分の人生と、何を大切にするか迷いながら歩んでいく話。
悩みながらも一生懸命生きている人。
メイさんに幸せになってほしいなと思う終わり方。

2022/05/19

家庭・仕事・恋愛・友情などの複雑な感情が
簡潔に書かれていて読みやすいですが、仕事において
話の盛り上がりに少し欠けるかなと思いました。

解説にもある通りレッテルを貼るのが
上手な作家さんなんだと感じました。
作品の中でも、メイの杉本君に対する感情が、失礼な後輩からかわいい後輩に変化する様子が細やかに書かれており、他の作品も読んでみたいと思いました。