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大人になったら、 の商品レビュー

3.8

151件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    68

  3. 3つ

    46

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

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2024/08/21

ただただ、共感。 何にも解決していないのだけれど、時は止まらず、少しずつ変化して、流れていく感じ。 色々悩んで、考えて、何が最善かわからなくて、このままで良いのかなというもどかしさ。 周りと比べる必要はないのに、勝手に比べて、優劣、勝ち負けを決めてしまう。 それでも少しずつ進んで...

ただただ、共感。 何にも解決していないのだけれど、時は止まらず、少しずつ変化して、流れていく感じ。 色々悩んで、考えて、何が最善かわからなくて、このままで良いのかなというもどかしさ。 周りと比べる必要はないのに、勝手に比べて、優劣、勝ち負けを決めてしまう。 それでも少しずつ進んでいるそんな話。

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2024/07/15

自分のやりたいもの、なりたいことを見つけ、周りの環境や人に真摯に向き合い、悩み、もがいた先に光が見える世界が広がっている可能性を不器用な主人公を通して描いていると思った。恋が全てじゃない、でも時間って有限かもしれない。今自分の中にある矛盾の一例を見れた気持ち。

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2024/07/09

恋愛を拗らせまくってる時に読んだから、違う環境にいる時にまた読んだら違う感想が生まれそう。 恋とか愛とか付き合うとか結婚するとかじゃない優劣のない好きっていう感情があるよなぁ。 登場人物各々の「好き」の大事の仕方が違う様が書かれた作品だな、と思った。 急いで読んでしまったから次は...

恋愛を拗らせまくってる時に読んだから、違う環境にいる時にまた読んだら違う感想が生まれそう。 恋とか愛とか付き合うとか結婚するとかじゃない優劣のない好きっていう感情があるよなぁ。 登場人物各々の「好き」の大事の仕方が違う様が書かれた作品だな、と思った。 急いで読んでしまったから次はゆっくり読みたい。

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2024/07/05

恋愛小説というよりは仕事とか人間関係が中心で、ヒューマン小説って感じだったかな 内容があまりにリアルすぎて「ああぁぁ〜…」って考えさせられることもしばしば…。 仕事かぁ…仕事ねぇ…。 ⁡ 遠くに転勤するのってすごいなぁ…私この歳になっても地元にかじり付いてる、楽なんだもん。(笑)...

恋愛小説というよりは仕事とか人間関係が中心で、ヒューマン小説って感じだったかな 内容があまりにリアルすぎて「ああぁぁ〜…」って考えさせられることもしばしば…。 仕事かぁ…仕事ねぇ…。 ⁡ 遠くに転勤するのってすごいなぁ…私この歳になっても地元にかじり付いてる、楽なんだもん。(笑) ⁡

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2024/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何故だろう。じわじわと滲み出たものが、最後の一行を読んだときにぽろっと零れ落ちた。 境遇は違えど、主人公と近しいものを持つ自分にとって、何か気付きや共感を得られればと思い読み進めていたが、あまりにリアルで、メイの心情をもっと知りたくて、ここ最近で一番の速度で読み進めてしまった。 男性だろうと女性だろうと、その時々で不安や焦燥感は訪れる。タイミングが物事を大きく左右することは沢山ある。メイはそこまで感情的な人間ではないものの、それでもその繊細な揺れ動きが文章からありありと伝わってくる。 「しかし、いい人生とは、なんなのだろう。恋愛や結婚が全てではないと思っても、好きな人と一緒にいることが良い人生という気がする。(p.290)」 きっと、好きな人というのは、恋愛に限らなくてもだ。メイがみっちゃんや大ちゃん、ストロボを大切にしているように、自分が好きだからという気持ちだけで人生は豊かになると思う。それは主観であり我が儘かもしれないが、大人だからこそ自分の我が儘で人生を彩ってもいいのだろう。 私は数年後、メイと同い年になる。その時に読み返したら、その時にしか得られない気付きがあるのかもしれない。 2024.6.18 読了

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2024/06/15

国道沿いのファミレスでと同じ作者さんの本で気になって買ってみた〜 なんかところどころ似たような表現があった気する この作品は特に激動があるわけでもなく超絶ハッピーエンドで終わるわけでもなく起承転結が弱い作品だけど、どこかにいる誰かの日常を覗き見してる気分になった

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2024/06/10

大人になったら、 こうするって考えていたことは あたりまえじゃなくて、 普通でいるって難しい。 自分一人でなんとかできないことは苦手。 公式は作れる!

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2024/06/09

35歳独身女性の日常を小説にしようとしたら、たいていこうなるだろうなと思われるような設定。みっちゃんのような女友だちもいがち。 でも飽きることなく読んでしまったのは、ほんとにリアルだから。 結婚に焦っているわけでもないけど、このまま仕事をバリバリやるぞという気概に満ちあふれている...

35歳独身女性の日常を小説にしようとしたら、たいていこうなるだろうなと思われるような設定。みっちゃんのような女友だちもいがち。 でも飽きることなく読んでしまったのは、ほんとにリアルだから。 結婚に焦っているわけでもないけど、このまま仕事をバリバリやるぞという気概に満ちあふれているわけでもない。出産できる年齢は限られているから悩んでしまうけど、行動を起こすわけでもない。 子育てに追われている友だちを見ると幸せそうに思えるが、そうなりたいわけでもない。 今の生活も十分に楽しんでる。でも何か忘れ物をしている気になる。 フツーに生きてきました。これの何がいけなかったのだろうと考えてしまう。 一生の問題なのに、結局は縁とかタイミングという言葉に終着しそうで、それも納得いかない。 飲食業界のことも知れておもしろかった。

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2024/06/08

年齢とともにあがる恋愛の難しさ、周りの恋愛・結婚・出産への焦燥や、「誘いにくくなってしまった」という寂しさ、人を好きだと感じる喜び…様々な感情の描写がリアルで、苦しいほどに共感した。いつの間にか恋愛をしていること、既婚、子持ちが社会的ステータスのようになって、それらがないだけで「...

年齢とともにあがる恋愛の難しさ、周りの恋愛・結婚・出産への焦燥や、「誘いにくくなってしまった」という寂しさ、人を好きだと感じる喜び…様々な感情の描写がリアルで、苦しいほどに共感した。いつの間にか恋愛をしていること、既婚、子持ちが社会的ステータスのようになって、それらがないだけで「恋人は作らないの?」「いつ結婚するの?」「子どもが欲しいとは思わないの?」と周りは身勝手に詮索してくる。恋愛をしていないからこそ得られる幸せもあるし、自分にしか分からない恋愛への不安や恐怖だってあるというのに、恋愛で苦しむ彼らは恋愛至上風情だ。なにより、出産にはタイムリミットがあること、年を重ねるほど相手が見つかりにくくなっていくことなんて、人に言われる前に自分が1番分かっている。1番言われたくないこと、自分でも分かっているのにどうしようもできないことを、話のネタ程度の適当さで指摘されるのは辛い。 みっちゃんは羽鳥先生を「普通の男じゃない」と評し、「もっと普通な人を探しなよ」とメイに言った。たしかに羽鳥先生はたった一度の恋を引きずりすぎていたかもしれないし、普通じゃないかもしれない。けれどメイだってフウちゃんから先に進めない「普通じゃない」女性かもしれない。「普通な人」を選ぶのは難しい。人はみんな「普通」より度合いが高いものと低いものを組み合わせた結果外見や性格が構成されている。つまり皆どこかしらは「普通じゃない」し、普通な人が仮にいたらそれは「つまらない」「没個性」と言われてしまう。普通じゃないから面白いし、普通じゃないから普通じゃない自分と噛み合う相手がいる。恋愛なんてそんなもので、一緒にいたいと思える人、欠点を補い合える人を求めればいいのではないか。欠点がある人だから欠点をさらけ出せるし、長所を称えあえるのではないだろうか。

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2024/06/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

畑野智美著。初読了。 35歳、独身、女性「命~メイ~」。 8年間彼氏なし。その間の恋愛無し。 父親は不倫して家出。 母親は病死。 疎遠な親戚はいるけれど、 "孤独" がまとわりつく。 新卒から同じ飲食店を営む企業に社員として所属し、「店長になるか」・「本社に勤めるか」。 どちらのつもりもない。 だって、寿退社する予定だったから。 40歳になって、副店長のままではいられない。 だって、周りの目があるから。 大学の同級生たちたは、結婚して、出産して。 さも、それが「普通で偉い」かのように話す。 男性の友人は10個以上年の離れた、 若くて派手な女の子と結婚する。 私は…、私は? みんなが言うように 仕事も結婚も、 「早く」決めなきゃいけないの? 人の波に、抗うつもりはないけど、 うまく乗れ無い自分への憤りや、 漠然とした老への不安。 そんな中で、自分のペースや、 自分の生き方、恋愛観を見つけ出すお話。 この街の春は、東京よりも遅くやってくる。 人生の春の訪れも、ひとそれぞれ。 そう思える素敵なお話でした。

Posted byブクログ