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母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記 の商品レビュー

4.8

11件のお客様レビュー

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2026/01/29

タイトルとは違う、ごめんではない介護日記。ここまで異性の著者がよくやったと思う。排泄のコントロールができなくなれば自宅介護は無理、聞いてはいたものの読んで実感。渦中にいて公的介護を使うことを思いつかなかった、これも多分問題点のひとつなんだろう。連絡しなければ地域包括支援センターか...

タイトルとは違う、ごめんではない介護日記。ここまで異性の著者がよくやったと思う。排泄のコントロールができなくなれば自宅介護は無理、聞いてはいたものの読んで実感。渦中にいて公的介護を使うことを思いつかなかった、これも多分問題点のひとつなんだろう。連絡しなければ地域包括支援センターから支援の手は届かない。さらに認知症患者も家族もはそれを受け入れる事が難しい、とのこと。そして親は他人が家に入るのを嫌がる。理系の読みやすい文章のため現実がよく見える。2を先に読んでいたがこれも良かった。スーさんとの対談も読み応えあり。

Posted byブクログ

2025/11/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私も父親が認知症になりました。そしてその面倒を見る母は82歳。幸い母は元気ではありますが、腰も曲がってきており、諸々限界に近付いている気もします。 今度どちらかに何かあったらどうするか。姉は実家から遠く離れて嫁ぎ、私ときたら外国にいる。もし両親のどちらかに何かがあったら私が実家に戻るか!? そんな逡巡をするなかで手に取ったのが本作であります。 ・・・ 平たい話、介護体験談です。 とは言え、もともとノンフィクション作家さんでいらっしゃるようで、読み口はすごく良い。何でしょうか、読んでいて気持ちよい、程よい教養の混ざり具合というか。読んでいて表現で引っかかるとかは全くなく、そこは先ず特筆したいと思います。 でも、もちろんそれが大事な話ではありません。 やはり介護で苦労され、追い詰まる様子、これが実に刺さります。とにかくリアル。 ・・・ 幾つかピックアップすると以下のような話。 自営につき、介護はできるものの仕事にならず貯金残高が目減りしていく恐怖。周囲の助けを得られるのならば、変な健康食品より、金が欲しい。異性の親(今回のケースは母)をショートステイに送り出すとき、親の下着のサイズ等を予め関知し用意できるか。認知症の親を前に電化製品(洗濯機とか)を買い替えると、親が使いこなせず、その家事は自分が負担することになり得る。認知症が進むと、自身が怪我をしてもどうして怪我したのかをそもそも覚えていられない。老化(死)は不可逆的であり、得意料理・得意作業なども進行と共にできなくなってしまう。家族だけで介護をしていると、ストレス・憎しみがたまり、時に手を挙げてしまう事態にも。家族だけだと、身内がどんなに頑張っても、優しくできなくなる。など。 こうして切り貼りしているだけだと、なかなか伝わらないかもしれませんが、わたくし的にはこれまで読んだ類書の中では一番響いた作品でした。 ・・・ ということで介護体験談の本でした。 巻末にジェーン・スーさんとの対談も載っていましたが、それもまた良かったです。今後の日本への提言なども読みごたえがあるものでした。 親の介護もそうですが連れ合いの介護を覚悟する上でも読んでみるべき本だと思いました。

Posted byブクログ

2025/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても役立つ一冊。事実と感情の動きと行動が、かなり客観的に書かれていてとても勉強になった。便は水で流して塩素系漂白剤。いつか親や自分も介護の対象になる。気持ちのいい年の重ね方をしたいものだわ。

Posted byブクログ

2025/01/29

壮絶。 介護を始めるなら、最初に線引きしておく必要が大事だと感じた。 ずるずると沼に沈んでいきそうで怖い。

Posted byブクログ

2024/09/14

男性の視点で論理的に考察されていて読みやすく、とても参考になり、かつほろりとするところもあり読んでよかったです。

Posted byブクログ

2024/08/25

既婚の男性及び、高齢者福祉に関わる公務員は全員読んだほうが良いと思う。かくなる私自身その一人だが、自身も親の介護目前に控え、仕事とプライベート両方の勉強を兼ねて読んだ。 やはり親の介護はプロに任せないと悲惨なのよ。でもその介護システムは崩壊してるのよ。まずはキレイ事から現実世界に...

既婚の男性及び、高齢者福祉に関わる公務員は全員読んだほうが良いと思う。かくなる私自身その一人だが、自身も親の介護目前に控え、仕事とプライベート両方の勉強を兼ねて読んだ。 やはり親の介護はプロに任せないと悲惨なのよ。でもその介護システムは崩壊してるのよ。まずはキレイ事から現実世界に目を向けて仕事をしないと、と思いました。 松浦さん、本当にお疲れ様。そして、勇気を出してありのまま本に書いてくれてありがとう。お母さんに手を上げてしまったくだりは泣きました。

Posted byブクログ

2023/02/19

アルツハイマー性認知症だった義母のことを理解したくて読み始めた。認知症って、本当に「病」なんだな。脳トレをしていようが水泳をしていようが、この病に侵されてしまうと、理由もわからないまま発症してしまう。著者の知的で活動的だったお母様がそうであったように。世間では認知症のことを、脳を...

アルツハイマー性認知症だった義母のことを理解したくて読み始めた。認知症って、本当に「病」なんだな。脳トレをしていようが水泳をしていようが、この病に侵されてしまうと、理由もわからないまま発症してしまう。著者の知的で活動的だったお母様がそうであったように。世間では認知症のことを、脳を使うのを怠った人がボケてしまう症状のような捉え方をしている人も多く、これは認知症患者の家族を傷つける。認知症を病と見て対処法を考えるのは、私にとっては救いになる考え方だった。 科学ジャーナリストである松浦さんの書き方は非常に誠実で、何が起きたか? そのときの捉え方と問題点はどこにあったか? どうすればよかったのかを一つひとつ説明してくれている。 この本を読んだ数年後、今度は実母に認知症症状がで始めたが、松浦さんのすすめに従い地域包括支援センターにあらかじめ繋がっていたので、スムーズに行政の支援を受けることができた。この本には本当に感謝している。

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2023/02/06

認知症の親を介護する現実。小説の世界は作られたお話なんだと現実の話を読むと思う。親にオムツを履いてもらう大変さ、朝になると勝手口前に放置されたオムツの臭さや洗濯機で洗ってしまう失敗談。人が老いていくとはこういうことなのか。介護を甘くみていたと反省する。これからの日本のことも考える...

認知症の親を介護する現実。小説の世界は作られたお話なんだと現実の話を読むと思う。親にオムツを履いてもらう大変さ、朝になると勝手口前に放置されたオムツの臭さや洗濯機で洗ってしまう失敗談。人が老いていくとはこういうことなのか。介護を甘くみていたと反省する。これからの日本のことも考える一冊。

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2023/02/15

自分も親の介護が必要になるのかもなぁと思っていた時に、目に入った本。この本は、物書きの50代男性筆者とその母親の介護の記録であると同時に、特に男性が読んでおくべき、心の準備の為にも必要な本だと思った。 特に、介護のストレスはじわじわとキツくなっていく事で、自身の管理もままならな...

自分も親の介護が必要になるのかもなぁと思っていた時に、目に入った本。この本は、物書きの50代男性筆者とその母親の介護の記録であると同時に、特に男性が読んでおくべき、心の準備の為にも必要な本だと思った。 特に、介護のストレスはじわじわとキツくなっていく事で、自身の管理もままならなくなるほどになってしまう恐れがあると言う事、介護のシステムは国として準備されており、使った方がいい事。ヘルパーさんたちに助けて貰うのを躊躇しない事など。親が歳をとるという子供であれば避けて通ることのない現実に対して、自助だけで済ますのでは無く、公助、共助を使って良いんだよという事を覚えておく。 この本では母親が認知症になってしまった事で通販を注文した事を忘れてしまう… そして父親をガンで無くす前に体験した代替療法に意味なしと警鐘を鳴らしている。そして、良かれと思って代替療法のたしになるような物を送ってくる善意の人たちにむけて「同情するなら金をくれ」とw 介護には金がかかる現実、経験してみないと分からないだけに役にたつ。 「予防医学のパラドックス」なんかも、なるほどと思えるし、社会の分断にも警鐘を鳴らしており読み応えがあった。 筆者は、松浦晋也氏、科学系のノンフィクション・ライターという事で、この本の中で書かれる筆者の意見の中に科学的見地も含まれていると思われる。 この本は40代以上の男性が読んでおくべき本の一つだと思う。時代が進めば、もう少し便利な世の中になっているのか、逆なのか、良くなっていると信じて読んで欲しい。また、いくら世の中が前に進んでも、全部を丸投げ出来るものでは決して無いという事も肝に銘じておきたい。

Posted byブクログ

2022/08/11

親が70歳超えたら読んでおかないといけない本。自分はもまさにこの本の過程にいて、今読めてよかったとつくづく思う。「はやぶさ」などロケット、航空宇宙のサイエンスライターが介護の体験を書いてくれたからこそ、自分の目にとまって読むことができた。感謝しかない。

Posted byブクログ