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韓国愛憎 の商品レビュー

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2022/01/27

2022年1月25日(火)ブックスタジオ姫路店で購入し、同日読み始める。 以下、読書しながらのメモで編集中。 なるほど、木村先生はこういう文章を書かれるのか。ものによって文章は書き分けるのだろうけど、こういう文章も書けるのねと。その人がどんな人かにもよるだろうし、どういう書き...

2022年1月25日(火)ブックスタジオ姫路店で購入し、同日読み始める。 以下、読書しながらのメモで編集中。 なるほど、木村先生はこういう文章を書かれるのか。ものによって文章は書き分けるのだろうけど、こういう文章も書けるのねと。その人がどんな人かにもよるだろうし、どういう書き方、語り方、あるいは描き方をするかにもよるだろうけど、人のライフヒストリーっておもしろいもんだなと。 8-9頁のBLCブーム。BLCブームもBLCがBroadcast Listeningの略であるというのも(どこかで読んだり聞いたりしたことがあるような気がしなくもないけど、仮にあったとしてもすっかり忘れていてぱっと目にしても思い出せない程度のものだったので、認知の上では知らないと言うに等しく)初めて知った。ラジカセの解説をわざわざしてあるというくだりがtwitterで話題になっていたのは目にしたけど、BLCブームは解説されなければぱっと見ただけではわからなかったかもしれない。まあ、わからなければ私は辞書を引くか検索をするかするけど。 ラジカセとその解説、9頁に出てきた。 10頁、二世帯住宅と新聞を3紙とっていたという話。うちは二世帯住宅ではなかったけど、商売をしていた関係もあってか新聞はだいたい2紙とっていた。いまは独居で高齢の母だけど、少なくとも去年までは新聞を2紙とっていた。新聞の発行部数と世帯あたりの部数の推移は関心がある。ちなみに1979年は、日本新聞協会が公表しているデータによれば、1965年以降で世帯当たりの部数がもっとも高かった年で1世帯あたりの新聞発行部数は1.3。 14頁から。高校受験、大学受験、浪人生活と話が続く。このあたりも木村先生の思想形成、人格形成に少なからぬ影響をおよぼしたということなのかな。 「さて、そろそろ「韓国はどこに行った」という読者の声が聞こえてきそうなので、先の話を急ぎたい」(16頁)で少し吹いてしまった。まだ、聞こえてはいないんだな。なかなかユーモアがある。 それにしても自分語りができるというのは、ある種の才能だよな。まあ訓練をすればだいたいの人は自分史らしきものを書くことができるようになるのかもしれないけど、他人が読んでおもしろいと思えるようなものを書けるかどうかっていうのは、たんに自分の過去をまとまりのある文章にするだけのこととは違う能力であるように思う。それって、たとえば「ソウル五輪のプレ大会とも言えるアジア競技大会についても、「うまくできるはずがないのではないか」とやや冷めた気持ちで、京都国立博物館すぐ裏の安アパートでラジオ勧告に耳を傾けていた」(22頁)の最後のところなんかに表れているんじゃないかなと思う。 おっと、これはまえがきだったのか。もう第1章を読んでいるつもりでいた。そしてまえがきの終わり方がけっこう唐突だな。

Posted byブクログ

2022/01/24

韓国研究の第一人者になった木村幹の30年に及ぶ体験を綴ったもの。その間に韓国は発展途上国から今は日本を抜く先進国となった。それにつれて、対日本への態度も変わってきた。それに日本が上手く対応できていないのか。個人の経験の話は読んでいても面白く、なるほど研究者はそのようにして成長して...

韓国研究の第一人者になった木村幹の30年に及ぶ体験を綴ったもの。その間に韓国は発展途上国から今は日本を抜く先進国となった。それにつれて、対日本への態度も変わってきた。それに日本が上手く対応できていないのか。個人の経験の話は読んでいても面白く、なるほど研究者はそのようにして成長していくのかと思った。

Posted byブクログ