黄昏のベルリン の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2022/3/6読了 行空けや改行もなく、「――」で場面を転換する表現に戸惑った。 本作の発表は1988年だが、その翌年ベルリンの壁は崩壊し、東西ドイツは統一された。そこから更に30年以上経って、エルザとその子供はどうなったのか、と小説(フィクション)のことながら考えてしまったりする。
Posted by
おぉ、場面の転換が早い。ダージで切り替えることによって、映像作品で同時進行してるように読める。こんな表現もあるのか。ダヴィンチコードばりに歴史上の人物に繋がっていた! 結局、青木はエルザか桂子、どっちを選ぶんだい。桂子には金輪際関わらずに、日本でひっそりと隠居してほしい。 これほ...
おぉ、場面の転換が早い。ダージで切り替えることによって、映像作品で同時進行してるように読める。こんな表現もあるのか。ダヴィンチコードばりに歴史上の人物に繋がっていた! 結局、青木はエルザか桂子、どっちを選ぶんだい。桂子には金輪際関わらずに、日本でひっそりと隠居してほしい。 これほど女の肉体に溺れるってどんな感じなのかしらん。
Posted by
時期は冷戦のさなか(ただし出版は1988年)。 欧州人を父に日本人を母に生まれ、生後しばらくして日本人夫婦の養子となる。 このような出自を持つ画家(兼大学教員)の男を主人公としたサスペンス。 ベルリンからの留学生の女性に自身の出生を告げられた主人公は、 彼女が属する『組織』のメ...
時期は冷戦のさなか(ただし出版は1988年)。 欧州人を父に日本人を母に生まれ、生後しばらくして日本人夫婦の養子となる。 このような出自を持つ画家(兼大学教員)の男を主人公としたサスペンス。 ベルリンからの留学生の女性に自身の出生を告げられた主人公は、 彼女が属する『組織』のメンバーとともに欧州を歩む。 パリ、リヨン、西ベルリン、東ベルリン、 これらの都市を経て見出した秘密とは・・・ といった作品。 主人公の秘密追求をメインとしていますが、 南米に潜伏していた元SS隊員、身分を変えパリで豪奢な生活を送る元SS隊員、 恋する女を追う東ベルリンの青年、東から西へ脱出した大物政治家、 そして複数の『組織』。 これらのストーリーも存在し、群像劇的な面もあります。 各ストーリーはラストまでに収束し、「どんでん返し」的なものもあり、 サスペンス小説としてまとまっていると思います。 しかし、仕方のないこととはいえ、日本人が主人公であるため、 背景となっている秘密との関連付けに無理がありすぎて、 どうしても荒唐無稽さを感じてしまいます。
Posted by
もう意味がわかんない。最後までどうなるのか予測できない。場面の転換が多いので頭ぐちゃぐちゃ。 それを楽しむ作品ですね。
Posted by
- 1