女子大生さくらの就活日記 の商品レビュー
2022年の出版だが、はたしていまこれを読んで就活の役に立つと思う人がいるのかはナゾだ…。 身近にリアルな就活生をたくさん見ているからかもしれないけど。 「女子大」で「経営とビジネス」を学んでいる「さくら」が「3年生の12月」に、就職のことを「まだ何も考えてない」ところから、就...
2022年の出版だが、はたしていまこれを読んで就活の役に立つと思う人がいるのかはナゾだ…。 身近にリアルな就活生をたくさん見ているからかもしれないけど。 「女子大」で「経営とビジネス」を学んでいる「さくら」が「3年生の12月」に、就職のことを「まだ何も考えてない」ところから、就活を始める……という設定だけでもなかなかの非現実感なのだが……。 そこで「商社がいいなぁ」ということで、「3月頃」に「 「大学の図書館で業界研究」(本を読む)を始める。 「毎年『就職したい企業ランキング』で上位20社以内」に入っている「大手町に本社のある総合商社」に応募し、面接もバッチリ! その後出された「企業成長戦略に関する課題」では「五分間だけ考える時間」のあとに、習った経営学の知識を華麗にプレゼン!(本書には内容が具体的に書いてあります) 最終面接まで進む! もう一社はBtoBの製造業。ここでも、グループワークで、経営学の知識を華麗に披露!(本書には内容が具体的に書いてあります)こちらもかなりの好感触! さすがに商社は最終面接で、残念な結果になったけど…(ちなみに彼氏はライバルの一流商社に就職内定)、製造業の方は、最終面接頑張るぞ〜ってところで、この物語は一応おしまい。(2社しか受けてない) 著者は大妻女子大学短期大学部の教授。 経済学の授業用テキストを作りたかったのかな。 正論と理想と希望が満ち溢れた本だとは思うが、就活に関して言えば……いろいろと突っ込みどころがあるような……。 関係ないけど、全編昔の英語のテキストみたいな「正しい日本語」(笑)で書かれていて、ちょっと笑えました。
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