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青年少女よ、春を貪れ。(4) の商品レビュー

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2025/01/18
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いよいよ最終巻へ向けてラストスパート。 事件に絡む人物達が各々が知る‘事実’を語り出すが、それらはまだ‘真実’の像を結ばずにバラバラのまま。 以下、ほぼメモ。 佐伯亮の証言…亮はハルのことが好きだった。勝之とハルが付き合うことになったのを「百々瀬はーオレに嫉妬してもらいたかったんや」(p87)との幼稚な勘違いに端を発しキャンプを計画。この時に梅酒を持ち込み、ハルと二人きりのタイミングを作り出し飲酒。勢いも借りて告白、キスまでしてしまいハルを傷付け怒らせる。これが20時半頃。ハルは靴も履かずにバンガローを飛び出し、その後崖下で死亡しているハルを亮が発見する。 ハルは多くの男性と付き合っていたが‘キスもした事が無かった’と発言。 水川が男子バンガローへハルを探しに来たのはこの後。 網口龍樹の証言…龍樹は勝之が好きだった。小学生時代、可愛いものや少女漫画が好きだったことを周囲にからかわれ、本当の自分を隠してきた過去がある。が、ある時に勝之が自分のことをわかってくれそうな発言をした事から勝之へ想いを寄せる。しかし勝之がハルと付き合うことになり、ハルへ恨みを抱く。 事故当日、亮から「用事あるから」と頼まれて独り22時半頃まで雨中山道を歩いていたが(これが既に不自然なのだが)、山中でハルと遭遇。「龍樹ってさ かっちゃんのこと好きなの?」(p155)とハルに切り出されたのちに言い合いに発展、その後「気付いたら 百々瀬は崖から落ちてた」(p158)とのこと。以来自分がハルを突き落としたと罪悪感を抱いて生きてきたが「押した実感」(p166)は無い。そしてこの時、崖から落ちていくハルは「笑っていた」(p170)。(ちなみに、山道を歩いていたハルはこの時クロックスを履いていたことが描かれている。) これにより、動機不明だがハルの自殺説が浮上。 ハルは「かっちゃんとはもう会わない」(p173)と発言。 水川わゆの証言… 男子バンガローで亮からハルが居ないと聞いた後、別のバンガローで実はハルを見ていた。ハルは裸で、キャンプの運転手役で同行していた義父に抱かれている場面だった(実際それ以上のことがあったのかはこの巻で言及なし)。 時系列では【亮とハル】→【義父とハル】→【龍樹とハル】の順。この間2時間余り。 ハルと従姉妹の関係だったことが明かされる。 また、ハルが急に多くの男性と付き合い出すようになったのは母ナツコが義父の子を妊娠し、居場所が欲しかったのかも、と推測。 ハルの妹は「ナツコさんが階段から落ちて死産した」(p58)。 古崎ふゆ…音無紗衣子と協力関係。全ては彼女が知っている。 ( ゚д゚) ( ゚д゚) ( ゚д゚) さあ、もう怒涛よ。いくら考えてもわかりませんな。 1巻でおまけ漫画まで描かれた千鶴さんは本当にもう物語からフェードアウトなの…? 1刷 2025.1.18

Posted byブクログ