図説 貸倒損失をめぐる法人税務 の商品レビュー
国税OB税理士による税務上の貸倒れに関する論点を図解を絡めて解説された書籍。近年、自然災害の多発や新型コロナウイルスの拡大による景気の停滞に伴い、貸倒れリスクは一段と高まっており、法人にとって不良債権処理に係る対応の備えやリスク管理は不可欠となってきている。本書では、そのような状...
国税OB税理士による税務上の貸倒れに関する論点を図解を絡めて解説された書籍。近年、自然災害の多発や新型コロナウイルスの拡大による景気の停滞に伴い、貸倒れリスクは一段と高まっており、法人にとって不良債権処理に係る対応の備えやリスク管理は不可欠となってきている。本書では、そのような状況を踏まえて、貸倒損失及びそれと関係性の深い寄附金課税を中心とした不良債権処理をめぐる全体像と具体的な税務上の取扱い等を示し、関連条文を「参考法令等」として収録している。そして、本書の基本的なコンセプトは、「根拠資料の明示に基づく解説の図説化」にある。解説編及び質疑応答編において、イメージ図などを多用することにより、貸倒損失等に関する税務について視覚的に分かりやすく解説されている。初学者であっても理解しやすい構成だ。
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