ポリコレ過剰社会 の商品レビュー
2024年、3冊目です。 2024年1月以降に、サイトへの登録が上手くいかず、 読了した本を登録できなかったので、まとめて登録する。
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ポリコレを嫌悪するつもりは毛頭ないが、最近の過度な言葉狩りには辟易することもある。 この本は分かりやすくまとめられている部分と、筆者の偏った価値観とが混同しているようにも思う。注意して読み進む必要はあるだろう。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ポリコレブーム。 過剰だなと思うこともあるので、手に取った。 なるほど、と思うところもあったのだけど、相容れない部分もあった。筆者の考えと、生活の実感としての感覚のズレ。本当にそうだろうか?と投げかけたくなる部分がチラホラ。 例えば、幸福度は日本の男女で比べると女性の方が高いのだから、差別による不遇感など抱いてない、ということとか。
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■フェミニズム思想の欠陥。それは私たちの実生活において差し障りなく流通している男女「差異」の深い意義を認めずそれらをすべて「差別」の指標の方に引き付けて解釈していしまう点である。そこには抽象的な観念で思想を立ち上げてきた人たちに特有の現実に対する鈍感さが見られる。 ■フェミニズム...
■フェミニズム思想の欠陥。それは私たちの実生活において差し障りなく流通している男女「差異」の深い意義を認めずそれらをすべて「差別」の指標の方に引き付けて解釈していしまう点である。そこには抽象的な観念で思想を立ち上げてきた人たちに特有の現実に対する鈍感さが見られる。 ■フェミニズムはすべての女性が社会進出して男性と対等の待遇や地位で働くことを推奨し、それがかなえられていない場合があると「女性差別」として告発することを思想原理にしている。 ■かつてユング派の心理学者・林道義氏がフェミニズムのこうした思想を「働けイデオロギー」と批判していた。フェミニストたちに刷り込まれた、そして今ではほとんどの人が異を唱えることをしなくなった「女も男並みに働くことが良いことだ」という考え方は男女の生理的・心理的条件の違いを無視している。 ■LGBTの被差別者とされる該当者たちが本当に過酷な社会的差別を受けていて内部から悲痛な声を発しているのかどうか、どれくらいの人がどういう具体的な差別を受けているのか。この議論をきちんとしておかないとLGBTという「言葉」を聞いただけで彼らは差別の対象になっており、彼らの皆がそのために酷い不利益を被っているといった先入観にとらわれてしまいがちである。「とにかく差別はけしからん」という観念が支配的なイデオロギーとしてまずある。そこに先入観が加担する。すると何を差別と呼ぶのかという理性的な議論も行われないまま、声がデカいごく少数の人の感覚に依拠した言い分がそのまま公式的に認められてしまう。
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最近耳にするポリコレについて、一冊読んでみようと思い購入。 差別と性差による違いといったことをない混ぜにした結果が、今の過剰な考えに繋がっているのかなと、この本を読んであらためて考えさせられた。 そして、当人達が果たしてそれを望んでるのか、という視点も大事と思う。 参考になる...
最近耳にするポリコレについて、一冊読んでみようと思い購入。 差別と性差による違いといったことをない混ぜにした結果が、今の過剰な考えに繋がっているのかなと、この本を読んであらためて考えさせられた。 そして、当人達が果たしてそれを望んでるのか、という視点も大事と思う。 参考になるデータなどの紹介もある反面、(本筋から少し外れるが)時折入るコロナ禍に関するコメントが正直受け入れ難く、こういう考えの方が書いた意見なのだと、と割り切って読む必要は感じた。
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過剰なポリコレ、行きすぎた言葉狩りに辟易している時に見つけた本書。しかし、期待したほどじゃなかった。 一部同意する部分もあるが、女性差別と性差に関する章については頭の硬い年寄りの繰言のようで読んでいて不快になった。 ただ、差別という言葉で全ての言動を監視し、少しでも気に入らない...
過剰なポリコレ、行きすぎた言葉狩りに辟易している時に見つけた本書。しかし、期待したほどじゃなかった。 一部同意する部分もあるが、女性差別と性差に関する章については頭の硬い年寄りの繰言のようで読んでいて不快になった。 ただ、差別という言葉で全ての言動を監視し、少しでも気に入らないと挙げつらって集中砲火を浴びせる今の世の中は異常としか言いようがない。 それが本当に差別なのかという検証を経ることなく思考停止し、ヒステリー状態での差別撲滅キャンペーンが今を生きる全ての人の首を絞め、生きにくくしていることにみんな早く気づくといいのに。
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