ハウス・オブ・グッチ(上) の商品レビュー
フィレンツェで1881年に生まれた グッチオ・グッチ(1953年没)というおじさんが 苦労を重ねたあと、 1921年、夫人とともに 故郷で興した皮革店が原点… ここまでを詳しく語っても 充分面白いと思うのですが いやいや物語はこれから! まあ曲者ばかりの兄弟子供に夫人たち。...
フィレンツェで1881年に生まれた グッチオ・グッチ(1953年没)というおじさんが 苦労を重ねたあと、 1921年、夫人とともに 故郷で興した皮革店が原点… ここまでを詳しく語っても 充分面白いと思うのですが いやいや物語はこれから! まあ曲者ばかりの兄弟子供に夫人たち。 家族内での殺人や諍いに裁判。 グッチが投資会社に渡っても 引かない主張に闘志。 ファッション界を牛耳る巨大資本同士の 競争と罵り合いと訴訟合戦。 …映画、見れば良かったです。
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高級ブランド・グッチを創業したグッチ一族の歴史と愛憎劇に迫ったノンフィクション。上巻は1990年までの内幕が書かれています。 なぜ一族の愛憎劇は苛烈を極めたのか。グッチ一族の歴史を紐解くと、その理由が見えてきます。
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映画を見て購入。 なぜかアマゾンで新品が手に入らない状態が続いていたので、リアル書店をいくつか回って、上下巻別々の書店で買った。 で、映画がレディー・ガガ演じるパトリツィア・レッジャーニに大きくフォーカスした作品だったのに対し、上巻は殺されることになるマウリツィオを軸に話が進...
映画を見て購入。 なぜかアマゾンで新品が手に入らない状態が続いていたので、リアル書店をいくつか回って、上下巻別々の書店で買った。 で、映画がレディー・ガガ演じるパトリツィア・レッジャーニに大きくフォーカスした作品だったのに対し、上巻は殺されることになるマウリツィオを軸に話が進行する。 映画ではあまり描かれていなかった、マウリツィオの率いるグッチの経営。「一億ドル以上売上を減少させ、三〇〇〇万ドルも支出を増やした」「キャッシュフローの考え方をわかっていませんでした」というあたり、典型的な、ぼんぼんの3代目だったようだ。 日本でも“お家騒動”が起きた会社は多いが、家族経営だったころのグッチには、ファミリービジネスの難しさが凝縮されている。 映画は映画でよかったのだが、本はグッチオ時代のグッチから始まって、細かい顛末まで書き込まれているので、これもアリ。
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家族間での生々しい駆け引きがとても面白かった。会社としての決断に個人の人生があまりに深く刺さり込んでいることが印象的。
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