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欲望会議 の商品レビュー

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2024/08/04

三者三様の視点から多岐にわたる話題の応酬で、敷衍し続ける議論で結論めいたことを明言してくれることはない。扱っている話題もメディアでは憚られるようなものばかりですので、ドキドキハラハラの読書体験でした。 表層的な内相に脊髄反射している批判に対して、人間の正しさと醜悪な部分を合わせ...

三者三様の視点から多岐にわたる話題の応酬で、敷衍し続ける議論で結論めいたことを明言してくれることはない。扱っている話題もメディアでは憚られるようなものばかりですので、ドキドキハラハラの読書体験でした。 表層的な内相に脊髄反射している批判に対して、人間の正しさと醜悪な部分を合わせ持つ両義性への信奉が本書の骨子でしょうか。 社会全体がポリコレで合理的に損得ベースの世界へと変革されている途上であるという認識はあります。そこに対する危機感というか、個人としての感覚を研鑽することを忘れずに過ごして行こうと思うのです。

Posted byブクログ

2023/03/22

ゲイの哲学者とアダルトビデオ監督とフェミニスト論者の彫刻家の鼎談 2017〜2018年のトークイベントでの5回のディスカッションと2020年と2021年の鼎談。

Posted byブクログ

2022/02/08

性に関するテーマを堂々と語りあうこの本はとても面白い。 まだまだ世の中には知らないことがいっぱいありますね。

Posted byブクログ

2022/01/27

第1章 傷つきという快楽 少女マンガという恋愛ポルノ SNSの柴田さんは欲望を映し出す鏡 ホラーとポルノの並行性 イキすぎて怖い 受け身的自己破壊 オーガズムはボストトゥルース 社会彫刻としての「炎上」 ろくでなし子批判の背景にあるもの ジェンダー本質主義とジェンダー構築主義 ゾ...

第1章 傷つきという快楽 少女マンガという恋愛ポルノ SNSの柴田さんは欲望を映し出す鏡 ホラーとポルノの並行性 イキすぎて怖い 受け身的自己破壊 オーガズムはボストトゥルース 社会彫刻としての「炎上」 ろくでなし子批判の背景にあるもの ジェンダー本質主義とジェンダー構築主義 ゾーニソグとマイノリティの欲望 『マッドマックス』とフェミニズム 傷つきという快楽 第2章 あらゆる人間は変態である 『ゆらぎ荘の幽奈さん』問題をめぐって エロティシズムと偶然性 ボルノと原発 権力とエロス 「愛のあるセックスがエロい」と言い続けたい 欲望は男女二元論で語れない プライバシーをどう考えるか 料理没画のオーガズム 人体改造のエロさ ハラスメントをどう考えるか あらゆる人間は変態である 性暴力に対する批判 第3章 普通のセックスって何ですか? #MeTo oをどう考えるか 『デトロイト』と『スリー・ビルボード』 もうエロいAVは撮れない 祝祭の日常化 戦闘民族としてのフェミニスト サイコバスとの交換可能性1 普通のセックス? アンチソーシャル・セオリーのゆくえ 不愉快による禁止の怖さ 社会的包摂への違和感 第4章 失われた身体を求めて ポリティカル・コレクトネスによる表象批判 変身する勇気がないと、傷つきから回復できない 性自認が本当の性か? 「私は不幸です」と簡単に言えるようになった 「強くなれ」と言えない時代 同性愛とペドフィリア ゾーニングの本質 エロティック・キャピタルをどう考えるか デフォルト状態の偏り ネガティプな経験による享楽 エンターテインメントのゆくえ 当たり前の相対主義を言わなければならない 身体の喪失 終 章 魂の強さということ 「ペドフィリア=絶対悪」が表すもの 未来を複数化する 禁じられるとよりヤバくなる 傷の交換 森のある場所をどこに残すか グローバル資本主義とボリコレ 魂の強さ もっと引きこもれ 文庫版増補1 〈人類の移行期〉 コロナ禍のなかで 交尾化するセックス くまクッキングの炎上 感術の時代 複雑化する対立圏式 偶然性への忌避感 #MeTooの暴力性 安心•安全なセックスと安心•安全なビジネスはつながっている 物語と身体の分裂 倒錯を忘れるな 文庫版増補2個人と社会のあいだで フェミニズム・メディア・スクディーズの問題 本質主義をどう理解するか痰 VRのなかのエロティック・キャビタル 超ポリコレ的なコンテンツとは? 個人的なことを安易に政治にしてはいけない

Posted byブクログ