平安ガールフレンズ の商品レビュー
平安時代の女性たち、煌びやかで上品で男性の一歩後ろにいるイメージを持っていたけど、そんなことはなく、本質的なところは今と変わらないことがわかって面白かった。個人的には和泉式部が気になる存在だった。不幸があっても突き進めて強いのか弱いのかよくわからないミステリアスさ
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五人の平安時代の女性作家をとりあげ、その人となりや作品が紹介されていました。時代背景なども説明してくれていてわかりやすいし、作家としてというより人間としてこの人はどんな人、という分析をしてるのが面白かった。
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本当に清少納言や紫式部、藤原道綱母、菅原孝標女、和泉式部が身近な存在として感じられる素晴らしい本。 枕草子や更級日記を改めて読みたいと思った。
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平安時代の文豪達をこれほど身近に感じさせてくれるとは。 清少納言はパリピー。僧侶だってイケメンの方がいいよね。 枕草子はうちに秘めるタイプ。おっぴろげな清少納言は許せない。
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2022.11 ただの悪口が多くて面白かった!古典は難しく感じる時もあるけれど、このくらいのノリで書いてたって分かると気楽に読めそう
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
しょっぱなから、筆者の共感力の高さに感動しっぱなしでした。古典女流作家の作品の内容から作者の性格・行動を解釈し、上手に現代に当てはめます。するとどうでしょう、あれほど訳が分からない古典の人物でも、あら不思議、確かにそういう人いるよね、という人物像へと見方が大きく変化するではないですか。 ・・・ ということで、本作、平安時代の女流作家とその作品を、現代の状況に置き換えるという試みであります。 より詳細に説明すると、筆者の試みは、ガールズトーク的味付けで古典の偉人たちを分析している、ということです。ガールズトークってのは要は恋愛観ですね。 清少納言はサバサバしているので、名門の殿方も寄ってきやすい。それをサラリと振って、言い寄られたことをインスタとかで上げちゃうタイプ。 他方、紫式部はそういう出しゃばりなタイプが一番嫌い。故に清少納言とか大っ嫌い。でも実は本人もそういうのがしたいのに、性格が許さないタイプ。メンドクサ! 藤原道綱母は、今でいうところのサレ女か。招婿婚で一夫多妻の当時でも、ほかの妻にジェラシーをめいいっぱい感じて、新しい妻が自分の夫から愛想をつかされると大喜びするという。。。原典を読んでいないのにヒステリックさが伝わります。『死の棘』を彷彿とさせます。 菅原孝標娘は恋に恋しちゃうタイプ。源氏物語で光源氏が夕顔を連れ去るシーンがありますが、そういう「連れ去り」をしてくれる王子様が早く出てこないかなーなんて願っちゃうタイプ。 和泉式部は、恋愛体質。その気がないのに自然と愛想を振り舞いてしまうのか、男が絶えない。挙句に死んだ元カレの弟とも結ばれちゃう(ちなみにその弟も死ぬのだが)。今ならばあざといとかって言われちゃうんでしょうね。 こういう分析をして、この子は友達になれるとかなれないとか、私ならばどうこうアドバイスするのにな、などの想像のやり取りが盛り上がります。確かに面白い。 ・・・ ということで、古代の女流作家をその恋愛観などで読み解くような作品でありました。 「する」とか「した」とか、シモの話が多く、読んでいる最中は、女子の集団にうっかり男一人で迷い込んだような気分になりました。が、平安時代の女流作家はばっちり頭に焼き付きました。原典もちょっと目を通してみたくなります。 本作は当初、中三の娘の古典苦手意識解消のために購入したものでした。確かに非常に面白く、苦手意識も消えるかもって思いましたが、内容がなあ・・・読ませてみるか悩みどころであります笑
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平安時代も今も変わらずに、いろんなタイプの女の人がいて、こじらせてみたり、自慢したり、妬んでみたり、中二病だったりして一生懸命生きている。あらためて、古典を読んでみたいと思った。清少納言と友達になりたいと思う人にちょっと嫉妬に似た気持ちを抱くという不思議な感覚は、私だけでなかった...
平安時代も今も変わらずに、いろんなタイプの女の人がいて、こじらせてみたり、自慢したり、妬んでみたり、中二病だったりして一生懸命生きている。あらためて、古典を読んでみたいと思った。清少納言と友達になりたいと思う人にちょっと嫉妬に似た気持ちを抱くという不思議な感覚は、私だけでなかったことにホッとしたり、やっぱりちょっと面白くなかったり。
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平安女子の日常に「あるある!」や「いるいる!」と深く頷きつつ読み進めました。著者の語彙も美しく、エッセイを読んでいるような感じがしました。
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こういう本に、学生時代に出会えてたら国語や歴史の授業がもっと楽しかったのかなと思う。大昔の人は使う言葉も生きる環境も全然違って、ひとりの人間として見ることはなかなかイメージできないけど、この本では本当に“女友達”の恋バナや武勇伝を聞いているような感覚に陥る。何百年、何千年かけて科...
こういう本に、学生時代に出会えてたら国語や歴史の授業がもっと楽しかったのかなと思う。大昔の人は使う言葉も生きる環境も全然違って、ひとりの人間として見ることはなかなかイメージできないけど、この本では本当に“女友達”の恋バナや武勇伝を聞いているような感覚に陥る。何百年、何千年かけて科学や技術がいくら発達しても人間の感情は変わらなかった、という結論には同意しかない。
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平安時代を生きた5人の女性を和歌や随筆と生い立ちをヒントにその人柄を紐解いていくという1冊。 古文はもともと苦手で自分ではまともに訳して読むこともできませんが、現代の人々に置き換えて解説してくれるので非常にわかりやすいです。 まず、歴史の教科書に載っている人物たちに会ってみた...
平安時代を生きた5人の女性を和歌や随筆と生い立ちをヒントにその人柄を紐解いていくという1冊。 古文はもともと苦手で自分ではまともに訳して読むこともできませんが、現代の人々に置き換えて解説してくれるので非常にわかりやすいです。 まず、歴史の教科書に載っている人物たちに会ってみたいという感覚を自分が持っていないので、ここまで感情移入する筆者の感性がとても新鮮に見えました。 そもそも1000年以上語り継がれる文章を残している時点でとても凄いことなのでその人自体に何がしかの魅力があるのはある意味当然なのかもしれません。古文や漢文をもっと勉強したくなる本でした。
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