1,800円以上の注文で送料無料

プーさんの戦争 の商品レビュー

3.6

6件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/04/11

実際の調査や残ってる資料を元に作られた創作物語。いわゆる『クマのプーさん』のお話が作られる前のお話。ハリーとの出会い、海をわたったこと、動物園、クリストファー・ロビンとの出会い。

Posted byブクログ

2023/10/04

歴史的事実をもとにした創作話 獣医師ハリーが戦地に向かう途中でクマを飼い カナダ軍のマスコットとなり大西洋を渡ってイギリスへ… 人間は戦争で解決しようとするが動物たちは 話し合いで解決していたのが印象的だった クリストファーロビンとは動物園で出会った 後のクマのプーさんとなる

Posted byブクログ

2022/04/04

ウィニー・ザ・プーのプーさんの元になったクマ・ウィニーの、実話に基づいたフィクションのお話。 ウィニーを買い取って一緒にカナダからイギリスに渡った軍の獣医・ハリーの物語でもある。 そしてこの本の著者リンジーは、ハリーの曾孫。 物語はリンジーが息子のコールに語り聞かせる形で、やさし...

ウィニー・ザ・プーのプーさんの元になったクマ・ウィニーの、実話に基づいたフィクションのお話。 ウィニーを買い取って一緒にカナダからイギリスに渡った軍の獣医・ハリーの物語でもある。 そしてこの本の著者リンジーは、ハリーの曾孫。 物語はリンジーが息子のコールに語り聞かせる形で、やさしい文章で紡がれていく。 巻末にはハリーと共に映る小さな子グマのウィニーの姿や、大きくなったウィニーとクリストファー・ロビンが共に映る姿などが、白黒写真として収められている。その姿を見るだけでも、ウィニーがとても賢く愛されるクマだったのだとわかる。 プーさんが好きな子どもに読んでもらうなら、小学校3年生くらいからかなと個人的に思った。 ウィニーは実際に戦場に行くことはなかったけど、軍馬などたくさんの動物が戦争のせいで死に、戦争を実感できるお話でもあるから。戦争で死ぬのは、人間だけではないのだ。 その意味でも、戦争はなぜ起きるのか?など、戦争について考えるのにも、この物語は柔らかいイラストとともにやさしく教えてくれるので適していると感じ、小学校や中学校の図書室に置いてほしいなあと思った。

Posted byブクログ

2022/04/03

くまのプーさんがいかにして生まれたか、その実話を元にした物語。 くまのプーさんは実写映画くらいしか観てなくて実は詳しくないんだけど、実在したとは知らなかった! 戦時中に軍のマスコットとなった熊たち。みなしごとなって森でくらすのとどちらが不幸なんだろう。

Posted byブクログ

2022/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

絵本『プーさんと出会った日 世界でいちばんゆうめいなクマのほんとうにあったお話』の物語版 絵本と同じく、お母さんが息子にひいおじいさんとクマのお話をする 子グマが森の中でお母さんクマと暮らしているところから書かれている 母グマを奪われたこと、小さな子グマが体験した従軍のこと、かなしいエピソードにもきちんと触れている ハリーにとって大切な子グマだったことも、手帳に残された記録をさらに掘り起こしている 〇人も動物も戦争に行かなくてよい時代になってほしい 〇プーさんのモデルは女の子 〇挿し絵が絵本と同じくソフィー・ブラッコール 〇物語中、ウィニペグが誰とも話が出来るという設定だからですが、人も動物たちも普通に会話するので、ちょっと混乱した

Posted byブクログ

2022/02/14

"Winnie's Great War" さすがに日本向けには"Great"を表す言葉は付かないか。そんな感想から全ては始まった。 超久々の児童書&記憶にある限り久々の「です・ます調」笑『クマのプーさん』(遠い昔に読んだ...

"Winnie's Great War" さすがに日本向けには"Great"を表す言葉は付かないか。そんな感想から全ては始まった。 超久々の児童書&記憶にある限り久々の「です・ます調」笑『クマのプーさん』(遠い昔に読んだきりでほぼ忘れた)よりずっと前、つまりプーさんがChristopher Robinと出会う前のおはなし。ノンフィクションである。形式はベッドタイムストーリーだけど、それにしては長いな笑 ところどころで『クマのプーさん』が本書の実話をオマージュしていることが分かる。(コグマのウィニーはまさかの女の子だった) タイトルの半分は物々しいけれど、挿絵のタッチがほのぼのとしていて可愛い。ウィニーを連れ立つお母さんグマ、ウィニーに興味を示すコールボーン中尉とそれをぼんやり見つめる老人…etc. ほのぼのと言えば、巻末の集合写真も微笑ましかったなー。(それがある重要な場面の直前だと知ったのはその少し後) 「隊のマスコット」であるウィニーの存在を一言で表すならば「癒し」だった。それも現代で言うところの動物カフェ的な扱いとは全く別物の「癒し」。 ここで原題・邦題の意味を追考する。 コールボーン氏の計らいでウィニーは戦場に赴かなくて済んだが、思えば彼女の半生そのものが戦争だたのかも。慣れ親しんだ生活が変えられていくのは恐怖でしかない。 でもウィニーはそれをモノともせず周りを癒し、出会う人々をたちまち元気付けた。ウィニー自身も本当に幸せそう。その後も世界中から愛され、ウィニーは見事自分の人生(クマ生?)に仕掛けられた戦争に打ち勝った。 そこまで辿り着かねば"Great"の必要性には気づけなかった。 「くまのプーさん」の世界をずっと平和なものにしたのは原作者の願いだったのかな。しかし、本書のウィニーも遜色ない幸福感をもたらしてくれた。厳しい環境下でも"Great"な幸せを勝ち取ったウィニーに、敬礼! 追記…"Great War":「大戦争」で、ここでの"Great"は「すごい/最高の」って意味ではない気がしてきた…まぁ、いいか笑 (操作をしていたら誤って削除してしまい、再掲しました…いいねしてくださった方、申し訳ございませんでした…!)

Posted byブクログ