科学と仮説 の商品レビュー
序文 p.13 少しでも反省したものは、仮説の占める領分が、どんなに広いかということを気がついた。数学者は仮説なしでは済まされないし、実験科学者はなおさらだということがわかった。そこで、はたしてこれらのすべての構築が極めて頑固なものであるかどうかが疑われ、わずかの微風にあっても打...
序文 p.13 少しでも反省したものは、仮説の占める領分が、どんなに広いかということを気がついた。数学者は仮説なしでは済まされないし、実験科学者はなおさらだということがわかった。そこで、はたしてこれらのすべての構築が極めて頑固なものであるかどうかが疑われ、わずかの微風にあっても打ち倒されてしまうと信ずるようになった。 第11章 確率論 私には次のようにいう人があるだろうということがよくわかる。「我々は無知である。しかしながら我々は行動しなくてはならぬ。行動するには、我々の無知を取り除くに十分なだけの詮索を欲しいままにするだけの時間を持たない。だから我々は知らないままで決断しましたしなければならぬ。」
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メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1794197617918034021?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
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15 開始:2023/5/10 終了:2023/5/16 感想 同様の帰結をもたらす無数の仮説。その中から何を選ぶか。天動説でも地動説でも構わない。どちらが、自然を記述する上で便利か。そこだけ。
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図書館で借りた。 岩波文庫を読んでみようシリーズ。100年以上前に記されたポアンカレの本。 テーマは数学・物理学であるが、それの哲学的観点で掘り下げたような内容。翻訳者も哲学者だ。 正直、私には「だから何?」な内容だった。やはり哲学は難しい。
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ビジネス書が乱立する昨今、仮説を立てる優位性は白ご飯には味噌汁がマストである事と同等の認知度であると言っても過言でない。 ただ、そもそも白ご飯とは何だろう?ご飯はもともと白いのに、わざわざ白いをつけるのはなぜか。 本書ではこのレベルであなたが漠然と意識高い系を意識して使っている...
ビジネス書が乱立する昨今、仮説を立てる優位性は白ご飯には味噌汁がマストである事と同等の認知度であると言っても過言でない。 ただ、そもそも白ご飯とは何だろう?ご飯はもともと白いのに、わざわざ白いをつけるのはなぜか。 本書ではこのレベルであなたが漠然と意識高い系を意識して使っている意識の高い仮説について厳密な定義を試みている。 これを読むと仮説を立てる前に白ご飯とは?のような本質を考える癖がつくだろう。
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第一部 数と量 第一章 数学的推論の本性について 第二章 数学的量と経験 第二部 空 間 第三章 非ユークリッド幾何学 第四章 空間と幾何学 第五章 経験と幾何学 第三部 力 第六章 古典力学 第七章 相対的運動と絶対的運動 第八章 エネルギーと熱力学 第三...
第一部 数と量 第一章 数学的推論の本性について 第二章 数学的量と経験 第二部 空 間 第三章 非ユークリッド幾何学 第四章 空間と幾何学 第五章 経験と幾何学 第三部 力 第六章 古典力学 第七章 相対的運動と絶対的運動 第八章 エネルギーと熱力学 第三部の一般的結論 第四部 自 然 第九章 物理学における仮説 第一〇章 現代物理学の諸理論 第一一章 確率計算 第一二章 光学と電気学 第一三章 電気力学 第一四章 物質の終わり
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