Missing(9) の商品レビュー
「魔女の帰還」 変わらない日常。 存在が消えていたはずなのに何事もなく普通に過ごすことが出来るのは、何かしら周囲への影響を及ぼすことをしたのだろう。 秘密が増えてしまったが、一つは相談することすら出来ないというのは問題でしかないよな。 「竜宮童子」 儀式を行った後。 複雑な工程...
「魔女の帰還」 変わらない日常。 存在が消えていたはずなのに何事もなく普通に過ごすことが出来るのは、何かしら周囲への影響を及ぼすことをしたのだろう。 秘密が増えてしまったが、一つは相談することすら出来ないというのは問題でしかないよな。 「竜宮童子」 儀式を行った後。 複雑な工程があれば誰もやらないだろうが、少し準備をしたら誰でも出来てしまうからこそ簡単に手を出してしまうのだろう。 本人が説明をしようとしない限り、助けたくとも情報が得られないことにより動けないだろ。 「使徒」 出てきて帰って。 部屋の中へ入ることを躊躇したから見ただけで済んだが、意を決して扉を開いてしまっていたら無事では済まなかっただろう。 伝えるタイミングが下手なのだろうが、気づいていたのであれば先に教えてほしいだろうな。 「魔道師」 現状できること。 逃げ場所もなく一人で怪異と対峙し怖い思いをしたというのに、何故何も起きなかったと嘘の報告をしてしまったのだろうか。 流石の一言に尽きるが、何を言われたとしても一人で全てを行うのは良くないのではないか。
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友達がいないと言い出せなくて事態が悪くなっていくの、過去の自分を見るようで痛かった。 分かりすぎて。 文芸部の面子が団結しているようで個人戦しているのも不安を誘う。 この巻に限らず、ちょっと前からその傾向ではあるが。 魔王様が完全に様子見、待ちの後手だし。 亜紀じゃないけどもどかしく思う展開。 一方で魔女の使徒たちが今読むと痛々しい厨二病患者にしか見えなくて、ちょっと笑ってしまった。 後々の彼らのことを思うと余計に哀愁が……
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「ようこそ、みんな。“ここ”では久しぶりだねえ」 “魔女”十叶詠子が聖創学院に帰ってきた。異様な雰囲気を醸す“使徒”を引き連れて。 その帰還にあわせるように、『異界』の存在が欠けたものを補ってくれるという〈儀式〉が学院で流行り始める。 真相の掴めぬ〈儀式〉、敵対する“魔女団...
「ようこそ、みんな。“ここ”では久しぶりだねえ」 “魔女”十叶詠子が聖創学院に帰ってきた。異様な雰囲気を醸す“使徒”を引き連れて。 その帰還にあわせるように、『異界』の存在が欠けたものを補ってくれるという〈儀式〉が学院で流行り始める。 真相の掴めぬ〈儀式〉、敵対する“魔女団”の出現により、混乱を極める状況の中、空目恭一ら文芸部の面々の間に微妙な亀裂が入り始める――。 鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第9弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。
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