真マジンガーZERO(愛蔵版)(1) の商品レビュー

余湖裕輝(著者),永井豪(原作),田畑由秋

2022/02/21

真マジンガーZEROの愛蔵版1巻。
「真」とか「ZERO」とか言われても、そもそものマジンガーZを知らないので、この作品がどんな立ち位置なのかよくわからないまま読み進める。
いわゆる正統続編なのか、スピンオフなのか、ifなのか、新解釈なのか。マジンガーというと、アニソンぐらいしか馴染みがないのです。
巻末の資料を見ると、結局レジェンド作品すぎて、どの位置にあるかはよくわかっていないらしいです。
ということで、予備知識のないことを最大限に活かしてただただ楽しもうと思います。

何回も終末を迎えてしまう世界を救いたい。マジンガーによって滅亡する世界を救いたい。それが物語の目的か。
終末、滅亡する世界戦での絶望と孤独の中で感じている達成感は、とんでもない罪悪の快感。無力で独善の叫びなのだけど、やばいやばい。救いはないけど、解放感は強い。

と、手を出してはいけない快感に浸ってしまったおじさんは放っておいて、世界の終末を滅亡を避けるために、世界を救う物語の始まり始まり。