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警告(上) の商品レビュー

3.9

7件のお客様レビュー

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2022/10/31

ジャック・マカヴォイとレイチェルのコンビ。ほぼジャックだけどね。記者が殺人事件を追う。ストーリー展開は非常に丁寧でマイクル・コナリーらしい。DNAビジネスの闇が深そうで怖い社会問題だと感じた。。下巻へ

Posted byブクログ

2022/08/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公が自分本位な性格が嫌な感じで感情移入できない。まあそれはそれで冤罪で捕まってしまえとか云う気持ちになる。そういう意味でコナリーは上手いなあと。 文庫本にしては字が大きくて読みやすい。下巻が楽しみ。 作品紹介・あらすじ 『ザ・ポエット』『スケアクロウ』で凶悪な連続殺人犯に対峙した新聞記者のジャック・マカヴォイ。それぞれの事件を著書にした彼はLAタイムズを辞め、消費者問題を扱うニュース・サイトの記者になっていた。 ある日、一度だけ面識のある女性が殺され、マカヴォイに殺人容疑がかけられる。自分が犯人ではないことを知っている彼は、被害者がデジタル・ストーキングされていたとの情報から、独自に事件を調べ始める。 マカヴォイはかつての恋人であり、現在は探偵・調査事務所を運営している元FBI捜査官のレイチェル・ウォリングに協力を依頼するが――。 「コナリーの不屈のジャーナリスト探偵ジャック・マカヴォイを主人公とするあらたな刺激的な作品、本書は、何年も気づかれずに狩りをつづけてきた残忍な連続殺人犯を暴きだす。世界的な犯罪小説作家のひとりが最高の形で描いた作品であり、スピード感があり、息をのむほどサスペンスに満ちあふれている」 ――ウォーターストーンズ書店

Posted byブクログ

2022/02/23

この作品では、ジャック・マカヴォイが主人公。 ジャックの視点で書かれていたりするんで、ちょっと戸惑ったりします。あと、ジャックってもっと若いと思っていたんですが、既に初老??そんな描写もちょっと戸惑います。 ジャックとレイチェル・ウォリングの過去の事件も読んだことがあるんです...

この作品では、ジャック・マカヴォイが主人公。 ジャックの視点で書かれていたりするんで、ちょっと戸惑ったりします。あと、ジャックってもっと若いと思っていたんですが、既に初老??そんな描写もちょっと戸惑います。 ジャックとレイチェル・ウォリングの過去の事件も読んだことがあるんですが、結構前ですね。でも、それが今の二人の関係になっているという事か。

Posted byブクログ

2022/01/27

新聞記者ジャック・マカヴォイの三作目。 といっても、前二作のことは全然忘れていた。 できれば先に読み返した方が良かったかも。 このところ、コージーミステリーや、 登場人物もテンポもわかっているシリーズ物をよんでいたせいか、 スピード感について行けなかった。 ジェットコースタ...

新聞記者ジャック・マカヴォイの三作目。 といっても、前二作のことは全然忘れていた。 できれば先に読み返した方が良かったかも。 このところ、コージーミステリーや、 登場人物もテンポもわかっているシリーズ物をよんでいたせいか、 スピード感について行けなかった。 ジェットコースターに乗っているというか、 暴走しているラブラドールに引きずり回されている感じと言うか。 いや、それでは転んでしまうだろうから、 柴犬ぐらい? (下巻へ続く)

Posted byブクログ

2022/01/15

相変わらずのクォリティ。本当にマイケルコナリーの本にはハズレがない。今回はハリーボッシュなどの馴染みのある顔ではなく、初めて読む記者が主人公だったが、この主人公の前作はほぼ10年前とのこと。当然それを読まずに本作を読んだが、全く違和感なく楽しめた。むしろ前作を何とか入手して読みた...

相変わらずのクォリティ。本当にマイケルコナリーの本にはハズレがない。今回はハリーボッシュなどの馴染みのある顔ではなく、初めて読む記者が主人公だったが、この主人公の前作はほぼ10年前とのこと。当然それを読まずに本作を読んだが、全く違和感なく楽しめた。むしろ前作を何とか入手して読みたいぐらい。面白かった!

Posted byブクログ

2022/01/08

 邦題は御覧のとおり『警告』なのだけれど、本書の主人公ジャック・マカヴォイが今、所属している消費者問題専門ニュースサイトの会社名が、実は原題の"Fair Warining"。本書でもジャックの所属会社名は「フェアウォーニング」とカナ訳されている。実はこのタイト...

 邦題は御覧のとおり『警告』なのだけれど、本書の主人公ジャック・マカヴォイが今、所属している消費者問題専門ニュースサイトの会社名が、実は原題の"Fair Warining"。本書でもジャックの所属会社名は「フェアウォーニング」とカナ訳されている。実はこのタイトルの仕掛けに気づいたのは、実は読書半ばのこと。原書読者は最初からそんな時差感はなしに読んでいるだろうから、老婆心ながら最初にここで触れておく。  さてマカヴォイ主演作としては『ザ・ポエット』『スケアクロウ』に続く三作目。前作から何と11年ぶりの続編ということで、現実と同じように歳を重ねてゆくコナリー世界のキャラクターの例に倣って、マカヴォイは本作では58歳となっている。コナリー作品常連の元FBI捜査官のレイチェル・ウォーレスもいつものマカヴォイ作品と同じく巻半ばから共演を果たしてくれる。彼女はボッシュ・シリーズにもミッキー・ハラーのシリーズにもしばしば登場するコナリー作品ではお馴染みのキャラクターなのだが、本書でもよい味を出してくれる。  コナリー作品はすべてがLAを舞台にした実際の時制で進行してゆくため、すべてのキャラクターが同時にコナリーのペンにより生を受け、同じ地平に存在しているという設定である。コナリーは生涯変えることなくそれを自身の作品特性として頑なに堅持している。コナリー作品のキャラクターたちの作中交錯は、全作を読んでいるディープなコナリー・ファンにとってはとても素敵なサービスであり、人間重視のその作風は必ずや心に響くのだ。  さて本書であるが、さすが現実の時間に時計を合わせてくる作家であるだけに、非常に現代的なサイエンスをミステリーの道具立てに使ってきている。連続殺人事件の裏側で利用されてしまうのが、個人のDNA。そして主人公マカヴォイの所属するのはネットニュースの運営会社。スマホやPCを駆使する犯罪と捜査が、実に現代的で、最新テクノロジーに満ちている。  この作家は、実はかく言うぼくと同年齢。明日まさに誕生日で否応なく緑寿を迎えることになるぼくと同い年の作家なのである。若いとはもうとても言えないコナリーが、最先端の科学捜査や、情報取得を犯罪手段とする新手の殺人鬼の物語をスムースに駆使しているのだ。個人的にもかなり刺激的な読書体験である。  本作では際立った犯行の悪どさ(首を半回転させて即死させる内的断頭という容赦ない手口)に怒りを禁じえない主人公とその個人捜査トリオ。公的捜査組織に現在属していない者ばかりのトリオである。マカヴォイ、レイチェル・ウォーレス、そしてマカヴォイの仕事仲間のエミリー・アトウォーター。この三人の不屈の追跡劇が、微妙な男女三角関係のニュアンスと絡み合いつつ、最悪の悪党を追いつめる二重のハラハラ感。ページを開いたら最後まで止まらない一気読み必至の面白さは、コナリーならではの構成とキャラ設定とストーリーテリングゆえだろう。  マカヴォイ・シリーズは現在のところたった三作だが、いつも極めてエキセントリックであるように思う。定年間近なマカヴォイではあるが、まだ退場には早すぎると思うのは、おそらくぼくばかりではあるまい。作者(とぼく自身)の年齢に追いついたマカヴォイに再会したいものである。

Posted byブクログ

2021/12/22

『ザ・ポエット』『スケアクロウ』で凶悪な連続殺人犯に対峙した新聞記者のジャック・マカヴォイ。それぞれの事件を著書にした彼はLAタイムズを辞め、消費者問題を扱うニュース・サイトの記者になっていた。 ある日、一度だけ面識のある女性が殺され、マカヴォイに殺人容疑がかけられる。自分が犯...

『ザ・ポエット』『スケアクロウ』で凶悪な連続殺人犯に対峙した新聞記者のジャック・マカヴォイ。それぞれの事件を著書にした彼はLAタイムズを辞め、消費者問題を扱うニュース・サイトの記者になっていた。 ある日、一度だけ面識のある女性が殺され、マカヴォイに殺人容疑がかけられる。自分が犯人ではないことを知っている彼は、被害者がデジタル・ストーキングされていたとの情報から、独自に事件を調べ始める。 マカヴォイはかつての恋人であり、現在は探偵・調査事務所を運営している元FBI捜査官のレイチェル・ウォリングに協力を依頼するが――。 久しぶりのマカヴォイ登場。あっという間に上巻読了。

Posted byブクログ