遺言歌 の商品レビュー
自伝的な作品2本 シャンソン「銀巴里」の思い出 カラオケで心を解き放ち変身する話。軽妙で面白かった。落ちもよい。
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三つの短篇集。 どれも深すぎず浅すぎず、ちょっと昭和の匂いがする。 遺言歌は遺言を歌の様にという意味なのかと勝手に思い読み始める。 無言歌というメンデルスゾーンの曲集を想像するが それとも違い少し渡辺淳一チックだ。 奥様の冒険は、それは大冒険笑笑 突然隣にカラオケ教室が出来た...
三つの短篇集。 どれも深すぎず浅すぎず、ちょっと昭和の匂いがする。 遺言歌は遺言を歌の様にという意味なのかと勝手に思い読み始める。 無言歌というメンデルスゾーンの曲集を想像するが それとも違い少し渡辺淳一チックだ。 奥様の冒険は、それは大冒険笑笑 突然隣にカラオケ教室が出来たら誰だって嫌だよな。 静かに過ごしたくても音が漏れるから心の平穏って保てなくなる。 そんなご近所物語なんだけど、これからの展開はホント冒険。 ベル・エポックは銀座のシャンソン物語でお店の閉店にまつわるお話。 業界を離れる人もいれば、なんとか業界でやってる人もいる。 歳を重ねて時代の移り変わりが駆け抜けて。 ちょっぴり切なくてロマンチック。 初めてのなかにし礼さんでしたが、満州生まれで立教のフランス文学科とは、遺言歌とベル・エポックに織り込まれていたのですね。
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