改革・改善のための戦略デザイン 自治体DX の商品レビュー
地方自治体におけるDXについて、先進事例とDX推進時のポイントを説明している本。 DXを、業務改善・効率化を目的とするカイゼンDXと、外部環境の変化に対応するために既存のスキームを抜本的に変革する戦略DXの2種類2区別している。どちらのDXにしても、利用者視点でニーズを取り込...
地方自治体におけるDXについて、先進事例とDX推進時のポイントを説明している本。 DXを、業務改善・効率化を目的とするカイゼンDXと、外部環境の変化に対応するために既存のスキームを抜本的に変革する戦略DXの2種類2区別している。どちらのDXにしても、利用者視点でニーズを取り込んだデジタル化が必要である一方、失敗を許さないような調達スキームや、既存業務に忙殺される職員側の改革意識、そもそもデジタル化してないことで必要な情報整備ができない負のスパイラルなどが自治体のデジタル化を阻害している。 掲載されている先進事例も本書でいう改善DXが多く、利用者よりもニーズを探りやすい職員側に立った業務改善が先行している印象を受けた。一方、北見市の「書かない窓口」のよう住民サービスを改善しているような事例もあり、自治体側がトップダウンで変革の意識を持てるかが推進力の鍵になると感じた。
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DXで自治体業務を改善したいが、何から手をつけていいかわからないという悩みに答えてくれます。 自治体におけるDXについての先行事例をあげながら具体的に解説。 北九州市の電子申請サービス、北見市の書かない窓口、練馬区の住民税資料併合処理の負担軽減などの成功事例がとりあげられています...
DXで自治体業務を改善したいが、何から手をつけていいかわからないという悩みに答えてくれます。 自治体におけるDXについての先行事例をあげながら具体的に解説。 北九州市の電子申請サービス、北見市の書かない窓口、練馬区の住民税資料併合処理の負担軽減などの成功事例がとりあげられています。
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自治体においてDXが進まない理由をざっくり理解するには良い本だと思う。DXをカイゼンDXと戦略的DXに分けることは大事で、自治体が前者しかできてないことは的を得ていると思う。むしろ、カイゼンのなかでも、ペーパレスやロボット化するだけのことを、DXと捉えている人(職員)もいたりする...
自治体においてDXが進まない理由をざっくり理解するには良い本だと思う。DXをカイゼンDXと戦略的DXに分けることは大事で、自治体が前者しかできてないことは的を得ていると思う。むしろ、カイゼンのなかでも、ペーパレスやロボット化するだけのことを、DXと捉えている人(職員)もいたりするのでとDXへの意識を変革することがまずは大事かと思った。 本書は1章と2章、興味があれば3章を読むだけでよい。後半は同じことを繰り返しているだけなので。あと有り得ない誤字脱字がかなりある(一つ文章として読むこともできない、ひどいレベルの誤植があり、流石に校閲で検出してよと思うものもあった)ので、出版社にはもう少しプロとして仕事してほしいという気持ちが湧いた。星一つマイナス。
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