ドゥルーズ内在性の形而上学 の商品レビュー
中世哲学の継承者、超克者としてのドゥルーズを論じている。私には著者のドゥルーズ解釈について評価する力量はないが、全般的に楽しく読めた。理解が困難な部分も多々あったが。 残念なのは、ガタリとの共著に関しては思いのほか薄かったこと。そこは他の書で補う必要がある。 『〈此性〉は、純粋...
中世哲学の継承者、超克者としてのドゥルーズを論じている。私には著者のドゥルーズ解釈について評価する力量はないが、全般的に楽しく読めた。理解が困難な部分も多々あったが。 残念なのは、ガタリとの共著に関しては思いのほか薄かったこと。そこは他の書で補う必要がある。 『〈此性〉は、純粋享受の対象、あくまで可能な対象という理念としてあるのだろう。』
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「学」「二項性」の暴力性に抗うドゥルーズというイメージを持った。 これはかけがえのない収穫だ。 存在一義性、内在性は難しかった。 第四章の狂気、第五章の表面、第七章の無人島(なかでも他者論)はかなり引き込まれた。 著者の誠意を感じた。
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