人形姫 の商品レビュー
森岡人形の人形が現実にあったら、男雛や女雛、その他の人形はどんな造形をしているんだろうと想像に夢が膨らんだ。
Posted by
老舗人形店にフィリピンから職人志望の女性が来て、紆余曲折ありながらも人形を作っていく話。皆いい人で心温まる話。もうすぐひな祭りなので日本文化に触れた話を見たい人に。
Posted by
雛人形の職人や現状についてよく分かる一方、職人の熱意や思いも感じた。職人の事がよくわかり面白かった。
Posted by
恭平が社長を務める人形店は、低迷する売上、 高齢化した職人の跡継ぎ不在、果ては自身の 婚活と、問題が山積み。そこに、フィリピン人の 若い女性が弟子入りを志願してきて…!?
Posted by
一度借りて途中まで読み、貸出延長しようとしたら予約がついていて出来ず、一旦返して書架に返ってくるのを待って再度読みました(^^; 主人公のキャラクターやら登場人物の多さや関係性、物語の流れからしてなんだか朝ドラを見ているような感じでした。確かに伝統的なものが廃れつつある御時勢なの...
一度借りて途中まで読み、貸出延長しようとしたら予約がついていて出来ず、一旦返して書架に返ってくるのを待って再度読みました(^^; 主人公のキャラクターやら登場人物の多さや関係性、物語の流れからしてなんだか朝ドラを見ているような感じでした。確かに伝統的なものが廃れつつある御時勢なので、そこに関わる人たちの誇りと焦りみたいなものも想像に難くないし、なんとかしようと試行錯誤する姿に応援したくもなります。実際にTV番組で、リカちゃん人形っぽい顔立ちにヒョウ柄の十二単をまとった雛人形を見たことがあったので、すごく実感できました。願わくば、八代目とスズさんが上手くいきますように。⭐3.5
Posted by
人形作りの職人の物語。山本さんのお仕事シリーズは面白いし、いつも伝わるものがある。みんなが自分の仕事に一生懸命になり誇りを持って仕事をする。日本人だろうが外国人だろうが関係ない。どれだけその職業を愛し尊ぶのかそんな思いが伝わってくる。どうかこの人形作りのように伝統的な職業の灯が消...
人形作りの職人の物語。山本さんのお仕事シリーズは面白いし、いつも伝わるものがある。みんなが自分の仕事に一生懸命になり誇りを持って仕事をする。日本人だろうが外国人だろうが関係ない。どれだけその職業を愛し尊ぶのかそんな思いが伝わってくる。どうかこの人形作りのように伝統的な職業の灯が消えないことを祈っています。
Posted by
昔やっていたお昼のドラマのような、人情味溢れる人達のちょっとお節介だけど相手の気持ちを大切に自分の考えを押し付けない距離感が心を穏やかにしてくれます。 タイトルの回収も鮮やかで、さらに最後は本当に素敵。 ドラマになったらいいのにと思いながら読み終えました♡
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2022/9/21 おもしろいなぁ。やっぱりおもしろい。 クスッと笑えて最後にちょっと泣ける。 最高やん。 お仕事小説の名手で今回も結構なお手前。 雛人形職人のプロフェッショナルにときめくよ。 ほんとにこんな風にスポットライトがあたって潤えばいいのにな。 職人全部にそう思う。 彼らの未来が見たいので、またどこかに出てきてくれることを願います。
Posted by
同じ事の繰り返しのように見えて、 まったく同じ日などないと感じた作品でした。 「雛人形」を取り巻く街、人。それぞれが悩みや葛藤を抱え日々暮らしている。 決して曲げられない信念をもつ人たちの人生を見ることが出来ていいなぁーと素直に感じました。 雛人形とヨット部。はじめはまったく関係...
同じ事の繰り返しのように見えて、 まったく同じ日などないと感じた作品でした。 「雛人形」を取り巻く街、人。それぞれが悩みや葛藤を抱え日々暮らしている。 決して曲げられない信念をもつ人たちの人生を見ることが出来ていいなぁーと素直に感じました。 雛人形とヨット部。はじめはまったく関係ないようにみえたけれど、読み進めるうちに混ざり合うように必要不可欠な部分が見えた時は、素敵な時間でした。
Posted by
雛人形職人や製作現場の現状を通して、伝統工芸やそれに支えられ発展してきた町の変化を描く、お仕事小説。 * * * * * 雛人形職人の世界や製作現場の現状が端的に書かれていて、わかりやすかった。 匠の業の継承や後継者不在といった問題は、今やあらゆる伝統文化...
雛人形職人や製作現場の現状を通して、伝統工芸やそれに支えられ発展してきた町の変化を描く、お仕事小説。 * * * * * 雛人形職人の世界や製作現場の現状が端的に書かれていて、わかりやすかった。 匠の業の継承や後継者不在といった問題は、今やあらゆる伝統文化の世界に共通しているのではないでしょうか。その原因は無意味としか思えない因襲に起因するところが大きいと思います。 昔気質の職人たちの意識が変わらない限り、伝統文化は廃れていく一方でしょう。そこに気づいて少しずつでも改革していく必要に迫られているのが、伝統文化の世界だと思います。 本作でも、主人公の恭平が組合の年寄り連中に気遣いつつも、新しい制度作りに心を砕いていました。そして本作の魅力になっているのが恭平を支えるスタッフ、中でもクリシアの存在でした。人物設定の妙。このあたりは作者のうまさだと思います。 山本幸久氏の作品はコミカルで軽いものばかりと思っていたので、本作のような正攻法(?)の作風のものは新鮮で面白く、一気読みしてしまいました。 欲を言えば、恭平と寿々花の仲がもう少し進展したところまで読みたかった。特にモモちゃんをもっとうまく動かして欲しかったと思いました。
Posted by