討ち入りたくない内蔵助 の商品レビュー
面白かった。立派じゃない内蔵助、新鮮でいい。武士の時代だって、切腹なんかやってられるかって当選だよ。吉良の首に文句言う辺りもなんかやるせないわ。無責任な世論に押されるのって、今の時代でもまだあるからなあ。面目が大切な時代じゃあ逃げ場も無くて辛いわ。いい加減に声がでかい奴の勝ちって...
面白かった。立派じゃない内蔵助、新鮮でいい。武士の時代だって、切腹なんかやってられるかって当選だよ。吉良の首に文句言う辺りもなんかやるせないわ。無責任な世論に押されるのって、今の時代でもまだあるからなあ。面目が大切な時代じゃあ逃げ場も無くて辛いわ。いい加減に声がでかい奴の勝ちっていうの、やめにしてほしい。幕府や将軍や逃げた仲間へのあてつける気持ち、よくわかる。でもなあ、妻や息子にまで見栄をはらなきゃならないのって、たまんないなあ。これドラマで観たいな、すごく。
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章題ですでに討ち入りをすることは分かっているのですが、先が気になる展開が続いてとても面白かったです!
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大石内蔵助が、ぐだぐだのプロジェクトに途中から投入されたPMのようだ。忠臣蔵の内容を知っているだけにどうしても、面白うてやがて悲しき、という感想になってしまう。それにつけても高田郡兵衛よ、、、
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「あの日、松の廊下で」の続編。今回の主役は赤穂藩筆頭家老の大石内蔵助。浅野内匠頭の切腹から四十七士の切腹までの約2年間の物語。藩士全員が路頭に迷う事がない様お家再興を目指して活動するが、他の家老たちは早々に逃げ出し、江戸に詰めている急進派からは昼行燈と侮られ、ストレスは溜まるいっぽう。諸々あって討ち入りが決定した後は、まるで別人の様な差配。急進派のリーダー格や数少ない同志と呼べる者達の脱盟を乗り越え討ち入りを実行する。全ては将軍綱吉を困らせたい一心で、完璧な武士としての最後を遂げる。
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時代が変われば思想も変わるので、 自分なら討ち入りか、それとも御家の再建か? やっぱり死ぬのは嫌やなぁ〜。 内蔵助についていきますf^_^;
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とてもよかったです。大石内蔵助の気持ちにフォーカスした物語になっていました。この方の作品は、タイトルが面白いですが、今回も内蔵助の話し方以外は、いたって素晴らしい内容となっていました。いつも他の小説やドラマで見たものと同じでした。むしろ、分かりやすく、特に討ち入り後の話も素晴らしかったです。内容は以下の通りです。 内蔵助は、赤穂藩士をできれば誰一人死なせたくないという信念のもとに、討ち入りをできる限り拒否していた。浅野家再興を第一に考えていた。しかし、強硬派の圧力や一部の打算的な家臣に人間不信になる。味方は誰もいないと、妾の膝で涙を流す日々。江戸の人々は赤穂の討ち入りに期待する気持ちは、徐々に薄れていく。これは、公儀の計算の内だった。強硬派は、相変わらず圧力をかけてくるが、細かい作戦は全く考えていない。内蔵助は、これに激怒する。1度しかない討ち入りのチャンスは絶対に逃せない。強硬派に対して、必ず屋敷の間取りや吉良の予定を掴むように課題をだし、浅野家の再興の可否を待つように命じる。結局、再興はならず、内蔵助は一気に討ち入りへと舵を切る。しかし、ここでも信じていた仲間の裏切りにも似た目にあう。そして、公儀に対し、特に将軍に対して一泡ふかすように作戦をたてる。内蔵助は、できるだけ仲間が死なないことを念頭に準備を進める。他方に迷惑をかけないこと、武士としての本分を貫く事が、儒教信奉者の綱吉を討ち入り後悩ますことになる。義理を果たす義士に対して、死罪を与えることができないのである。荻生徂徠の進言により最終的には、切腹にするが辞世の句も武士らしく、最後まで将軍を苦しめることをねらう。 いままでの作品とはちょっと違う視点でした。輪王寺の宮の話などは初めて知りました。今も昔も民衆の興味の動きは変わらないなと感じました。 内蔵助の辞世の句 あら楽し 思いははるる身は捨つる 浮世の月にかかる雲なし 覚悟した ほどには濡れぬ 時雨かな
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『あの日松の廊下で』が面白かったので手に取りました。何度もドラマ化され、その度に色々な発見、面白さを感じる忠臣蔵。内蔵助さんの胸の内とそれを見て、気持ちを感じ取る周囲の人たちが感じているであろう食い違いを描いている点も面白かったので点です。
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昼行燈と呼ばれていた大石内蔵助。主君が刃傷事件を起こしたばかりに、そうも言っていられなくなり。 いやあ、前作と同じく、こんなことがあったんでは!?と思わせる面白さ。
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筆頭家老としての立場と、ホントの自分との狭間で悩み苦しむ内蔵助。限界が来て感情を爆発させ啖呵を切るシーンは爽快。 怒りのままに討ち入りを実行に移した。ただ怒りの矛先は吉良上野介ではなく、もっと大きな相手であった。 相手を悩まし苦しめてやろうという発想も少し子供じみて感じたが、それ...
筆頭家老としての立場と、ホントの自分との狭間で悩み苦しむ内蔵助。限界が来て感情を爆発させ啖呵を切るシーンは爽快。 怒りのままに討ち入りを実行に移した。ただ怒りの矛先は吉良上野介ではなく、もっと大きな相手であった。 相手を悩まし苦しめてやろうという発想も少し子供じみて感じたが、それでも最後までその思いを貫き通し、この作品の内蔵助を好きになった。 清廉潔白で武士の忠義を果たした、というのが刷り込まれていたが、今作では実に人間臭くアレンジされ、神がかった人物でなく普通の人間であったと近くに感じれた。
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前作同様、ドラマとは違う実に人間らしい大石内蔵助の葛藤が描かれている。筆頭家老を演じた内蔵助、赤穂浪士を助けたい内蔵助、お家再興を諦め討ち入りに向かっていく内蔵助、討ち入り後も世間の同情を引いて助命される道を探る内蔵助。悩んでメンタルぼろぼろになって女性と酒に溺れて、お上にキレて...
前作同様、ドラマとは違う実に人間らしい大石内蔵助の葛藤が描かれている。筆頭家老を演じた内蔵助、赤穂浪士を助けたい内蔵助、お家再興を諦め討ち入りに向かっていく内蔵助、討ち入り後も世間の同情を引いて助命される道を探る内蔵助。悩んでメンタルぼろぼろになって女性と酒に溺れて、お上にキレて復讐する道へ。こんな大石内蔵助もアリだな。ただ前作の方が面白かったかなあ。
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