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現代語訳 暗黒日記 の商品レビュー

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2022/01/19

戦前、アメリカ留学を経験し、新聞記者として働いた後、フリーランスの外交評論家活動した清沢洌がこっそり書いていた、昭和17年から20年にかけての日記です。 その時代と言えば太平洋戦争真っ只中なわけですが、私たちが想像する戦時中となんか違う。 むしろ、国内を覆う空気感とか政治家の言...

戦前、アメリカ留学を経験し、新聞記者として働いた後、フリーランスの外交評論家活動した清沢洌がこっそり書いていた、昭和17年から20年にかけての日記です。 その時代と言えば太平洋戦争真っ只中なわけですが、私たちが想像する戦時中となんか違う。 むしろ、国内を覆う空気感とか政治家の言動とかが、コロナ禍の日本とあまりにも似ていてびっくり。 日記と言っても、ニュースや身の回りの出来事に対する愚痴や感想といった感じで、私たちがTwitterやFacebookに普通に書いているものと大差ないだけに、この人の目を通して、当時の世の中が今の世の中と重ね合わさって感じられるのです。 それだけに、何か些細なきっかけ一つで、あの時代をまたやってしまいそうな、他人事でない感覚になります。

Posted byブクログ

2022/01/06

暗黒日記の前史 昭和十七年十二月~昭和十八年十二月 ─日本はなぜ勝ち目のない戦争に突っ込んでいったのか 昭和十九年一月~九月 ─政治の強権化と情報統制に逆らえないメディア 昭和十九年十月~昭和二十年五月 ─現実とかけはなれた銃後の国民意識 暗黒日記の後の日本

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